100話記念企画 No.069


「お茶会?」
「そうっ!忍足君とやるのっ!」
「お茶・・・?」

お茶会と言われたって向日はピンと来ない。
何するのお茶会って。ぼんやりとしか分からんぞ。

「それ、俺は何かする事あんのか?」
「ううんっ。向日君はお客さんだから、特に何もする事ないよっ!」
「ふーん。ま、それなら行っても良いぜ!」
「やったーっ!じゃあ又日程決まったら連絡するねっ!」
「おう。でも、なんで急にお茶会?」
「あはは・・・ちょっと色々あってっ。」
「?」



「お茶、会・・・?」

向日より更に「わかってません」顔をするのは宍戸。
向日と違って女兄弟も居ない宍戸は、兎に角こういう響きが凄く耳慣れない。

「うんそうっ、お茶会っ!」
「何するんだ?」
「えっ?えーと、お茶・・あっ、紅茶だよっ!紅茶を飲んで、お菓子とか食べて、皆でお話するのっ!」
「だけ?」
「えっ、うんっ。だけ、だけど・・・」

だけ、と言われると確かにそれだけなんだけど。
それだけだと何か駄目だろうか、と思っていると、宍戸はあからさまにホッとしたため息を吐いた。

「なら良かったぜ!何かもっとこう、仰々しい事に誘われてんのかと・・・」
「あっ、うん・・・?」
「ん?」
「あ、あの、宍戸君は何もしなくて良いんだけどっ!でも、仰々しくはあるかも・・・」
「え”」





「お茶会?へえ、ちゃんとしたのを?やるねー。」
「うんっ!来てほしいなっ!」
「勿論、呼んでくれるんなら喜んでお呼ばれするよ。」

滝はある程度慣れがあるのだろう、流石の好感触である。
対して。

「芥川君は来てくれるかなあっ?」
「あはは!さて、どうだろうね?」
「zzzz・・・・」

今日も今日とてぐっすりこんこんの芥川。
お茶会云々以前に起きていてくれるかどうか。

「ま、起きたら俺から話しておくよ。でもきっと、彼も快く行くって返事してくれると思うけど?」
「そうかなっ?それなら良いなあっ!」
「ただ、寝るスペースは用意しておくのをお勧めするよ。」
「ああはい、それは勿論・・・」
「zzz・・・んにゅ、」




「お茶会っ!?」

この件で一番の食いつきの良さだったのは網代。
それはもう、言い出した可憐がたじろぐくらい。

「行く行く!お呼ばれする〜!しかも指導は跡部君でしょ?良いなあ、私お茶会って憧れだったの〜!」
「えっ!?そうなのっ!?」
「そうよ?いつか自分でちっちゃなお茶会がしたいなあ・・・と思ってたのよ、ね。」
「そうだったんだ・・・あっ、じゃあ一緒にやるっ?」
「ううん、いいわ!流石にホストが3人は多すぎるし、ゲストはゲストで楽しそうだし、ね?」
「そっか・・・」
「その代わり、脅すわけじゃないけどホストは大変よ〜?頑張ってね!」
「う・・・はいっ!頑張りますっ!」

可憐はその事についてはちょっとだけ自信がある。
なんといっても、一人じゃない。



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