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夏休みが終わって、新学期が始まった。
再度の席替えで席が前後になった一色くんに夏休み中にずっと畑仕事を手伝っていたと話すと、一色くんが食いついた。
「へえ、秋ヶ瀬さんも農作業好きなんだ」
表情を輝かせた一色くんも、どうやらこの手の話題に関心があるらしかった。
「一色くんもなにか育てたりしたことあるの?」
「うん。夏の間に寮の畑の整備が終わったから、漸く育てられるんだ。開拓者の偉大さを痛感したよ」
「開拓って、一から!?」
「いや、長い間使われてなかっただけで元の形は何となくあったんだけどね。使用許可取るのにたらい回しにされて手間取ってたら、時間がかかってしまって……」
一色くんが恥ずかしそうに言った言葉を、私は意外に感じた。
「この学校ってそういう制度……っていうのかな、しっかりしてそうなのにね」
「そうなんだよね、極星寮が絡んだ途端に曖昧になるんだ」
極星寮というのは一色くんの住む寮の名前らしい。
しかし、自分専用の畑か……いいなあ。
「気が向いたらでいいから、一色くんの畑見せて欲しいな」
「もちろん。今はまだ他人に見せられるようなものじゃないけど、きっと招待するよ」
「やった、ありがとう。楽しみにしてるね」
畑の話をする一色くんは本当に生き生きしていて、私もどこかに自分の畑作れないかなと思った。
再度の席替えで席が前後になった一色くんに夏休み中にずっと畑仕事を手伝っていたと話すと、一色くんが食いついた。
「へえ、秋ヶ瀬さんも農作業好きなんだ」
表情を輝かせた一色くんも、どうやらこの手の話題に関心があるらしかった。
「一色くんもなにか育てたりしたことあるの?」
「うん。夏の間に寮の畑の整備が終わったから、漸く育てられるんだ。開拓者の偉大さを痛感したよ」
「開拓って、一から!?」
「いや、長い間使われてなかっただけで元の形は何となくあったんだけどね。使用許可取るのにたらい回しにされて手間取ってたら、時間がかかってしまって……」
一色くんが恥ずかしそうに言った言葉を、私は意外に感じた。
「この学校ってそういう制度……っていうのかな、しっかりしてそうなのにね」
「そうなんだよね、極星寮が絡んだ途端に曖昧になるんだ」
極星寮というのは一色くんの住む寮の名前らしい。
しかし、自分専用の畑か……いいなあ。
「気が向いたらでいいから、一色くんの畑見せて欲しいな」
「もちろん。今はまだ他人に見せられるようなものじゃないけど、きっと招待するよ」
「やった、ありがとう。楽しみにしてるね」
畑の話をする一色くんは本当に生き生きしていて、私もどこかに自分の畑作れないかなと思った。
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