| 4限目 「あれ?ここ何処だ?」 気が付くとただっ広い野原が眼前に広がっていた。 確か私は学校に居た筈。 昼休みに世界史の宿題を風魔に見せてもらって、教室に戻り、いつきとかすがと弁当を食べて、だべってたらチャイムが鳴ったんだ。 そこまでは覚えてる。 しかし気が付いたら見知らぬ所って如何に。 ………ああ、そうか。これが噂のトリップってやつか。 よくは知らないが異世界だかどっかに飛ばされるとか言う事だと●ィキペディアに書いてあった様な気がする。 取り敢えず辺りを散策してみようと足を進めると人影が見えた。 「……い…、……い。……んだ……ろって…!!」 「んー?」 何か言ってる。 よく聞こえないが、その風体には見覚えがあった。 あの銀髪に眼帯なんて奴しかいまい。でも何で上半身ほぼ裸なのだろうか。羽織ってるのが服の役割を果たしていないじゃないか。 つーか、トリップした先に知り合いが居るとはどういう事だ。 「……い…!!……のかッ!!……てんだぞ!俺……ねーぞ!……からなッ!!」 相変わらず此方に何かを伝えんとする人影が気になって近付いてみるがやはりあんまり聞こえない。 「おーい!もっとでっかい゛ッ!!?」 でかい声で言え、と言おうとするとパコンッ!!という軽やかな音と共に後頭部に痛みが走った。 瞬間目が霞み、意識が遠退いて…… 「こりゃッ!!この不届き者っ!!授業中に寝るとはどういう了見じゃっ!!」 「んあー?」 否、目が覚めた。 瞼を上げると何時もの教室。 隣の席の元親が教科書を突っ立てたまま此方に目を向け苦い顔をしている。 そして眼前には世界史の北条ジジ政が出席簿片手に立っていた。 まぶたの裏の マイワールド 何だ、夢か。 「起こせよ元親ー。」 「起こしたって。」 「……あー…あれ起こしてたんだ。」 「気づいてたんなら起きれや。」 「って事はあの半裸はお前か。」 「半裸ッ!!?」 next?>> |