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ぼくとノボリ、双子。ノボリ、小さい時、身体弱かった。夜中に高い熱出したり、吐くのが治まらなかったり。母さんはその度に病院に行ってた。だから、ぼく 夜中起きると独りの事が多かった。父さん?父さんは仕事忙しくて滅多に家に帰ってくる人じゃなかったから。
夜中に起きて、家に誰もいないの怖かった。何するにもぼくが出した音しかなくて、周りの物が少しも動かないから、時間止まってるみたいで怖かった。もう帰ってこないんじゃないかって、置いていかれたんじゃないかって。2人が帰ってくるまで眠れなかった。
だから、ぼく 暗いのも狭いのも高いのも速いのも怖くないけど、音無いの怖い。独り 怖い。
だから、さっき起きた時、バニラいなくて、フラッシュバックっていうのかな、怖かった。
え?何時も寝る時?
ぼくのポケモン、ボールから出して寝てる。さっき出てなかったのはノボリ驚かそうと思って、直前に仕舞っただけ。

ふふっ、ぼく 情けない。
まだ克服できてない。
情けないついで、もう1つ教える。

ねえ、バニラ。3ヶ月前の停電覚えてる?終電の後、点検運転してたら起きたやつ。原因は漏電による発火だって確かノボリ言ってた。
あの時、お客さんいなかったけど、7両編成に1人、駅員乗ってた。ぼくも仕事で乗ってた。
いきなり電車止まって真っ暗になって何があったのか判らなかった。闇に目が慣れてきてやっと停電だって判った。判った途端に独りだって気付いた。電車の音もしないって気付いた。
もう怖くて、ぼく 動けなかった。時間、すっごく長く感じた。だから、窓の外で明かりが揺れた時、吃驚したけど安心した。前のドアこじ開けて、入ってきたのがバニラだった。何て言ったか覚えてる?ぼく 覚えてるよ。
「あ、白ボス。」って言った。ぼく そんな呼ばれ方初めてだった。何時もなら失礼だなって思う。だけどあの時、どうしようもないくらい嬉しかった。ぼくを見付けてくれたって、迎えに来てくれたって思ったから。
それから、恥ずかしいけど、ぼく 安心して泣き出した。バニラ吃驚したでしょ?だけどキミ、すぐぼくの傍に来てくれた。背中摩ってくれた。そしたら不安だったのが込み上げて、ぼく バニラに抱き付いたね。非常識だったのに、バニラ嫌がらないで泣き止むまで背中撫でてくれてた。ぼくが落ち着くまで待っててくれた。
それから「復旧、時間掛かりますから、線路歩いて戻りましょう。」ってギアステーションまで戻ったら、ぼくの顔泣き腫れてるの見たノボリにすっごく怒られた。家帰ってからバニラの部屋に連れてかれて、土下座させられた。御迷惑御掛けしましたって頭何回も床に叩き付けらた。
え?痛かったよ。当たり前。あれ、ぼくがトラブル起こした時のノボリの癖。すっごい迷惑。

それはそうと、ぼく あの時までバニラの事“整備士の女の子”ってしか知らなかった。名前も知らなかった。だけど、すっごく優しくてあったかい女の子だって判った。あれから気になって目で追うようになって、仕事熱心で一生懸命なんだなって判った。あと、小さい子が迷子になってた時あったでしょ?小さい子、肩車して一緒に探してあげてた。あれかっこよかった!
それでね、そんな事、沢山あって、ぼく バニラ好きになった!知りたいって思った!


あ。


告白、しちゃった!






白ボスとほんね


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ballad


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