chap.29
「あ、此処ですね。」
旧繁華街と呼ばれ廃屋が連なる中、一棟の廃ビルの前で黒刃は足を止めた。
見上げると、4階建ての最上階から物騒な音が聞こえる。
「既に荒れてやすねィ。」
「間違いなさそうだな。」
「急ごう、黒刃殿!」
ビルの入口へ向かおうとする3人に対して黒刃はその場を動かずに物音が響く窓辺を見上げていた。
「……これは、間に合わないかもしれない、」
chap.29
すっとこどっこい
「何言ってんだ黒刃。」
「縁起でもねェ。」
「必ず間に合うさ。」
「3人合わせて200kg未満、破壊に必要な物理的な衝撃は……近藤さん、ちょっと。」
突入を促す3人を眺め黒刃はぼそりと呟くと、近藤を手招く。何を企んでいるのかさっぱりだが、人の良い近藤は言われるがままに黒刃の方へと足を向けた。すると、
「!?えぇぇぇぇぇぇぇ!!!?」
「なっ、黒刃!?何やってんのお前!?」
「近藤さんがお姫様抱っこされるとか、出来れば見たくねェ絵面ですぜ。」
「私は見る側ではありませんし、これ小説ですからこの際絵面は捨て置きましょう。さて、近藤さん、口を閉じていてくださいね。」
「え?」
軽々と近藤を横抱きにした黒刃はにこりと腕の中の成人男性に微笑むと、腰を落として身体を捻る。
「そおぉぉぉい!!!」
「ぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
何をするかと思えば、そのまま遠心力を使って近藤を例の窓に向かって投げ上げたではないか。80kgはあるだろう近藤の身体は一直線に風を切り、がしゃーん、と音を上げて窓を突き破る。
「おいィィィィィィィィィ!!!ほんと何してんのお前ェェェェ!!?」
「さぁ、サクサク行きましょう、沖田くーん。」
「え゙、ちょ、まっ、俺は…!!」
土方の声など耳に入れぬと黒刃は振り返り沖田を呼ぶ。何をされるか分かっている手前、後退った沖田だが、逃がすまいと黒刃はその腕を無理矢理ひっ掴み、そのまま振り被って投げ上げた。
「よいしょー!」
「あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙?!!」
「よし!さて、」
近藤と同じく例の窓へ吸い込まれる様な軌道を描く沖田を見送り頷いた黒刃は、じわじわと距離を取っていた土方の首根っこを捕らえる。
「お、おい、やめ、」
「時間がないので、ね!!」
異論など認めないと、にこり微笑むや否や、黒刃は地を蹴り飛び上がり、土方を掴んだ腕をぐるんと回して窓辺に放った。
「テんメェェェェェェェェェ!!!!」
*****
「意外だな、御手付きだ。」
それだけでちょっと萎えるな、と青年は動きを止めて肩を竦めた。いや、御手付きとかでなくこれはただの上司の嫌がらせなんですが、との口答えは調わない呼吸では出来なくて、だけど何とも恥ずかしい。
畜生、土方さん覚えてろ。
暫くしてから、まあいいか、と青年があたしの襟に手を掛けた時、がしゃーん、と突然窓が割れた音が部屋に響く。
あたしも、あたしを拘束する青年も驚いて思わず振り向けば、窓の破片に塗れ、血だらけのゴリラが白目を剥いていた。
「何あれ。」
「っは、あ、こ、近藤さ、ん…?」
叩き付けられた痛みにまだままならない呼吸の中で、あたしが呟くと、青年は知り合い?と首を傾げる。
「あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙?!!」
「!?」
「あり?また何か来た。」
青年の問いに答えるつもりはなかったが、そんな暇もなく、悲鳴と共にまた何かが飛んできたじゃないか。しかしそれは室内に入る直前にくるりと空中で回転し、白目を剥いていた近藤さんの上に綺麗に着地した。
「ぐふっ」
「あっぶね、俺じゃなかったら近藤さんの二の舞になってたぜ。」
「近藤さぁぁぁぁぁん!!?げほっ、ごほっ!!」
耳に久しい声よりも、潰れた声を上げて海老反る近藤さんに驚いて息苦しいのも忘れて叫ぶや否や、
「テんメェェェェェェェェェ!!!!」
怒声と共にまた何か飛んできたじゃないか。割れた窓枠に手を掛けて滑らかに部屋に入ったそれは直ぐに振り向くと窓の外へまた怒鳴りだす。
「おいィィィィィィ!!何してくれんだテメェェェェ!!!近藤さん伸びちまってるじゃねぇか!!あ、コラ!自分だけ階段使うな!!!おいコラ聞けェェェェ!!!」
完全に土方さんだ。
下にもう1人いるみたいだけど、そいつがこの3人を此処まで投げたんだろう。相当な怪力だな、近藤さん投げるって。いや、何階にいるのか分からないけど。
「……何なの、あの人たち。」
一気に騒がしくなった部屋に青年は再び笑顔の仮面を貼り付けて窓辺で騒ぐ一同を見遣った。
不思議な事だけど何故かその笑顔には殺意を感じる。
「あ、紅羽居やすぜ。でもやべぇ取り込み中だ。」
そんな青年など知りもせず、部屋を見渡していた沖田さんが、相変わらず近藤さんに乗ったまま、あたしらを見付けて肩を竦めた。すると白目を剥いて血だらけの近藤さんががばっといきなり顔を上げる。
「駄目だ紅羽ちゃぁぁぁぁぁん!!!俺だってまだお妙さんとした事ないのに、そんな不潔な異性交遊、お父さんは認めないぞぉぉぉぉ!!!」
「誰が誰のお父さんだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!知らねぇよ、あんたの遍歴とか!つーか怖ぇーよ!!窓の破片何とかしてから叫べよ!!どんなホラーだよ!!」
何かと思えばそんなアホな事を言うもんだからつい怒鳴り返してしまった。いかん、例の青年の超耳許じゃん。やっべ、目線こっち戻してめっちゃ笑顔じゃん、殺気半端ない。
「うるさいな、あんまり騒ぐと殺しちゃうぞ。」
「っ!」
笑顔をぐっと近付けてきた青年に隙間もないのに後退る。逃げたいけど逃がしてもらえそうにない。部屋の空気が再び重たく息苦しくなった。
あたしが口を噤めば、青年は殺気を少し薄める。
「奴らは侍みたいだね…俺が殺す予定のあの男と同じ、脆弱な肉体に強い魂が見える。」
「…?」
青年は愉しそうに囁くと、にやりと口角を上げた。
「侍は守る物の為により強くなる。君は餌になりそうだよね……面白そうだな。」
「!……てめ、」
どうやってあたしを餌にするかは分からないが、青年がしようとしている事に背筋が凍りそうになった。でも、それよりも、強者と戦う事だけを求めるこの青年と土方さん達を引き合わせてはいけない。本能的にそれを感じた。彼の「俺が殺す予定」に入れたくはない。
殆ど動かせそうにない腕に力を入れて青年の胸座に手を伸ばそうとした時、すらり、と金属が滑る音が耳を掠めた。
「……お楽しみの所悪ィんだが、返してもらおうか。それはうちの犬だ。」
青年の背後からその首筋に刀を添えて、彼を見下ろしているのが土方さんで正直驚いたが、まあ捕まった部下を犬とか言うんだから間違い無い。
低い声で凄むそれを思わず見上げると、何時もよりおっかない顔なのだが、成る程どうして、ほっとした。刃物かそれを持つ人間のかは分からないが、気配を感じたらしい青年は愉しそうにまたにたりと口角を上げる。
「…嫌だって言ったら?」
振り向きもせず青年が答えた瞬間に土方さんの目の色が変わった。同じ様に鈍く鋭くに光る刀が角度を変えてその白い肌を斬り裂かんと動く刹那の隙、
「!」
チュイン、と風を裂く弾の音。それがあたしの耳に届くよりも早く、文字通り目にも留まらぬ速さで青年はあたしを放して飛び退く。それが瞬きが出来るか出来ないか程度の時間で起こっていた。
呆気に取られて屡叩いた視界で青年が愉しそうに入口の方を向いて微笑んでいるのが目に入る。誘われるようにその笑顔の先を見れば、折り畳み傘を構える男。
「拾得物は持ち主が現れたら返還の義務があります。此処は治外法権の適応外地区ですから、この星のルールに従っていただかなくては。」
口許だけ弧を描いて真っ直ぐに青年を見詰める兄者。青年はへぇ、と小さく感嘆して言葉を紡いだ。
「そっちには阿伏兎が居たと思うんだけどな。」
「あのもっさいおっさんですか?現在進行形で追い掛けてきてますよ。」
ほら、と耳裏に手を添える仕草をして見せた。耳を澄ますと確かに遠くはない場所からガタガタ音が聞こえる。
「…やっぱり君の方が惨禍より強そうだね。」
音が聞えたらしい青年はよりその笑顔を輝かせてそう言った。
両者表情だけは柔らかいが、纏う空気はそれとはまるで反対でピリピリと痛い。無言でただ相手を見ているそれだけなのに例えがたい恐怖を煽られて思わず縮こまりたくなった時、二の腕を掴まれてぐっと引き寄せられた。
「わ、」
「ぼさっとしてんな阿呆。」
「ひ、土方さん…!」
思わず顔を上げたすぐそこで土方さんの顔が非常に不機嫌そうに歪んでいるではないか。
え、やだ、おっかない。
アホ面で僅かに高い位置にあるその目を見上げて瞬きしていると、小さく舌を打たれた。
え、やだ、おっかない。
「退くぞ。」
「うぇ?」
「黒刃があいつの注意を引いてる内に退く。」
小声でそう言う土方さんにちらりと兄者の方を見る。確かにまだピリピリしてて言い方は誤解を招きそうだが、2人の世界にいる。しかし退くったって出入り口は1つで兄者が塞いでるんだけども、
「……どこからっスか?」
「…。」
聞けば無言で土方さんは窓の方に目を遣った。それを追うと、割れた窓枠が片付けられて、3、4人なら同時に出られそうになっている。何時の間に…?と言う疑問の答えは沖田さんと近藤さんがその傍に立っている事が語っている。
「…飛び降りられる高さなんですか?」
「4階だ。」
「4階!?逆にどうやって来たんスか?!!」
「全員お前の兄貴が投げた。」
「マジか。」
有り得ない話ではないが、非常識だ。投げ飛ばした兄者もかなり非常識だが、そこを退路にしようとしている土方さん達も大分非常識だ。
「安心しろ、降りるのは慣れてる。」
「あたし慣れてない!!」
「どっちにしろテメェ立てねぇだろ。担ぐから大丈夫だ。」
「大丈夫の根拠が見当たらない!!」
何でそんな自信満々なんだよ!!逆に聞きたいよ!!何で大丈夫なんて分かるんだよ!!!
色々文句を付けてやろうと思ったが、それより早く土方さんはあたしを肩に担ぎ上げた。
「うわっ、ちょ、待っ…!!」
待って待って待って!!上半身が土方さんの背中側で後ろ向きだから走られるの怖いんですが!!?速いんですが!!?
しかし、抵抗する暇なんてなく、あっと言う間にピリピリしてる2人の脇を通り抜る。擦れ違う瞬間に青年が此方を振り向いたが、窓から地上へ落下する方が早かった。
「い゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!?」
「うるせぇ!!黙ってろ鷹居!!舌噛むぞ!!」
続いて沖田さん、近藤さんが窓から飛び出す。
「あはは、紅羽ひっでぇ顔ですぜ、写メ撮りてェ。」
「笑い事じゃないっての!!!」
「大丈夫だ、紅羽ちゃん。援軍を呼んで下で待機してもらってるから!」
「うぇ…?あ、ホントだ…」
相変わらず割れた硝子が刺さり放題で血塗れ近藤さんの言葉に下を見れば山崎さん達が救助マットを広げている。
いや、近藤さんの姿がまず大丈夫じゃないんだけど、この際触れないでおこう。
徐々に地上が近付いてきたが………あれ?何かみんな凄く驚いた顔してるんだけど。
あ、山崎さん、何か言う。
「な、な……何で同時に飛び降りるんですか…!!?これ1人用ですよ…!!?」
「!!!?」
「何やってんだ山崎ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
地上まであと2mくらい。
*****
「あーあ、逃げられちゃった。」
ギャーギャーと窓の外が騒がしい中で青年は私に向かって残念そうな言葉を投げた。
「俺は強い子供が欲しかっただけなんだけど。」
「おや、図々しいですね。年収が分からない海賊に私の大事な紅羽はあげられませんよ。」
「じゃあ、災厄と戦うのは良いかい?」
「困りましたね。」
訊ねてきている癖に是の返事しか認めないとでも言うように物凄い戦意と殺意を青年は私に向ける。
それはさておきこの青年、私を災厄と呼んだ。と言う事は彼が神威でしょうか。思ったよりも若い、そこがまた未知の物に対する恐怖を煽る。
内の表情を隠すのは苦手ではないのですが、いやはや、こんな圧力は久方振りです。強さを誤魔化すのが精一杯でとても適う相手ではないのは瞭然。小細工を張り巡らせて下層階の随所で足止めしているもう1人がこちらに向かう音も大分近い。
いよいよ、何とかしなくては。
「残念ですが私は貴方の期待に沿えるほど強くはない。」
「いや、見た所君もあの男と同じ臭いがする。やらなきゃ分からない。」
「買い被りすぎですよ。……さて、私が御相手出来ない代わりと言ってはなんですが、取り引きをしませんか?」
「嫌だね、俺は仕事は苦手なんだ。」
「まあ、そう言わずに。」
戦意と殺意を欠片も薄めずに笑う青年を窘める。
一瞬で良い、何処かに注意が逸れればそれで構わない。
構えた傘を床にコツコツと付きながら、狭い範囲を歩く。
「貴方は強い子供が欲しいと言った。それはどれくらいですか?」
「本気で殺し合えるくらいかな。」
「随分物騒ですね。なにも実子を殺さなくても良いのでは?」
「家族とかそう言うのを持つ様な夜兎はつまんないんだよ。生まれが地球の君には理解できないんだろうね。」
「恐れながら。私の事はさておきまして、つまり貴方は互角に闘える生き物がいれば良い、と言う事でしょうか?」
「そうなるかな。」
しめた、とは私の胸中。
うろうろと歩いていた足を止めて彼の正面に立ち、傘でコツリと床を付く。
「………探しますよ。」
「………は?何言ってんの?俺達でも見付けた事無いのに地球人にそんな事できるの?」
「こう見えて私、顔だけは広いので、銀河を股に掛ける貿易商や元入国管理局の局長、宇宙中の珍獣を収集するコレクターと言った者を知り合いに持っております。」
「へぇ、凄いね。」
「御希望に見合った、例えば純血のそれはもう猛々しい夜兎なんかも見付ける事が出来るかもしれません。如何です?」
「……そうだな、」
僅かに彼の視線が私から逸れた。これが最初で最後のチャンス…!全身の力を込めて一撃を繰り出そうとしたその時、
「団長、気を付けろ!その男、存外、頭がいい!!」
「阿伏兎?」
「っく…!!」
遂に青年の部下が辿り着いてしまった。前も後ろも逃げられない、こうなれば一か八か…!!
「っ、はッ!!」
全力で床を蹴って跳び、重心を極限まで下に動かして着地した。同時に今まで私が立っていた床が、ずずっと音を立てて抜ける。
「!!」
呆気に取られる青年を眼前に、床と共に3階へ抜け落ち、窓を突き破って外へ。眼下には真選組。突然飛び出した私に慌てて救助マットを開こうと動く彼らに向かって叫んだ。
「いりません!いりませんから走ってください!!危険です!!急いで!!!」
語勢から私の意を解したらしい土方さんが至急撤退の声を張り上げる。それを聞いて私は背中を地面に向ける体勢を取り、開け放たれた4階の窓へ閃光弾を投げ込んだ。紫外線を含み現在最高光度の光を放つ閃光弾を。
*****
一瞬の出来事に面を食らっていた直後、部屋に投げ込まれた小さな箱が太陽の様な光を放ったではないか。素早く阿伏兎は傘を広げ、己共々神威を庇った。御陰で大事にはならなかったが、少し遅れていたら、死にはせずとも火傷くらいはしていたかもしれない。
「なんて野郎だ、本当によ。」
光が捌け、部屋の真ん中に転がる箱を阿伏兎は踏み潰した。
「御丁寧に擬似太陽とは、喰えねぇ野郎だ。」
ぼやく阿伏兎を構わずに神威はぽっかり空いた床の穴を眺める。厚さや堅さから易々と壊せる木材とは違う。
「…やっぱり強いじゃないか、災厄。」
こんなに力がある、と呟いた神威の後ろから阿伏兎はその穴を見た。何でもない所にこれだけの穴を空けたならそれは確かに恐るべき怪力だが、これはどうやら違う。
「違うぜ団長。こりゃ細工がされている。」
「細工?」
「ああ。見なよ、この穴の縁。そこら中に弾丸が通った痕がある。」
「……本当だ。」
「野郎、団長に気付かれ無いよう銃弾で床にキリトリ線を引いて、蹴落とせるように細工をしてやがったんだな。」
「そう言えばやたらと傘で床を付いてたな。」
「それだよ、あんた。形は違えどありゃ俺達のと変わらねぇだろうよ。何で気付かねぇの?」
がっくりと肩を落とした阿伏兎に目は遣らず、にこやかな表情で神威は答えた。
「面白い話をされてたんだよ。」
「面白い話だって?」
「宇宙中を回って俺の希望に沿う純血の夜兎を見付けてやるって話。楽しみだな。」
「………で、あんたはうんと言ったのか?」
「いいや?」
「馬鹿だな、あんた。本当に戦う事しか頭にねぇのか。」
「何で?」
きょとんと首を傾げる神威に阿伏兎の溜め息は深く大きい。
何が悪いんだ、と反対に首を傾げる上司に部下はあのな、と教えてやる。
「口約束も返事がなきゃあ無効に決まってんだろ。一本取られたんだよ、このすっとこどっこい。」
「……。」
「おいたが過ぎたな、団長。」
「俺に説教するとか殺されたいの?」
「まさか、そんなつもりはさらさら。」
「……ま、今回は助けられたし、そう言う事にしといてやるよ。」
取り敢えず楽しかったし、もう帰ろうか、と言い残し、神威と阿伏兎はその場を立ち去った。
To be continued...