ダイクロフトに乗り込むのはこれで二度目になる。スタンは深く息を吸い込んだ。
 前の時は第二形態へと進化したソーディアン・ベルセリオスの圧倒的な力の前に倒れ、ベルクラントと共に空から落とされたのだ。
 あれからスタンたちはソーディアンの強化にレンズ砲のためのレンズ集め、飛行竜修復に使うベルセリウム探しにと各地を奔走していた。そうしてやっと再び外殻大地を越えここまで来ることができた。


「神の眼はどこにあるんだ?」
『おそらく、千年前の時と同じく最深部――外殻大地のエネルギーを司る制御室にあるだろう』
『天上軍の設備も大方蘇っている。厳重なセキュリティを覚悟した方が良い』


 浮遊都市には今までに見たことのないようなものばかりあった。リトラーやソーディアンたちの知識がなければ、とてもここまで進めなかっただろう。
 改めて外殻大地とは千年前のものなのだと感じる。ソーディアンたちや浮遊都市群は長い時を経て蘇ったものなのだ。
 家を出るまではこんなことに自分が関わるとはまったく思っていなかった。


『以前は神の眼の近くまでラディスロウで無理やり乗り込んだから、道のりも短くて済んだけれど』
『ああ、この辺りはまるで初めて見るな』
『レンズ研究施設のエリアと雰囲気は似ているが』
『ふうむ。何らかの機械が稼働しておるようじゃのう』


 ソーディアンたちが口々に言い合うのは周囲の様子だ。彼らは神の眼の安置場所まで行ってそこで戦ったと言っていたからその時のことを思い出しているのかもしれない。
 そのまま冷たい通路を進むと、機械の駆動音が一際大きく聞こえる扉にたどり着いた。


「ここは…随分と規模の大きな研究施設のようですね」
『これだけの設備となると、動力源が側にあってもおかしくはない。神の眼は近いぞ』
「よし!みんな、行こう!」


 あと少しの道のりだと己を鼓舞する。
 再びミクトランと戦うのは必然だろうけれど、不思議と怖くはなかった。スタン一人ではない、皆がいるから。
 意気揚々と先へ進むための扉へ向かう。
 けれど、その足は突然見えない壁に阻まれた。


「その先へ何をしに行こうというの」


 影から現れた姿を見て、カリナ、と呼んだルーティの声が震えていた。
 少女は杖を構えて扉の前に立ちはだかる。


「一度負けて、あの方のお力は実感したでしょう。それなのに何故またここへ来たの」
「俺たちはソーディアンマスターとして前より強くなった!ミクトランだって倒してみせるさ」
「…ソーディアンマスターとして?」
「ベルセリオスだけが第二形態じゃないってことよ」


 む、と彼女の口元が歪む。
 苛立っているように指が杖の肢をたたいた。


「そうか…ハロルド=ベルセリオス、千年の時を超えてまだ邪魔をするとは」
『なんだと?』
「地上軍の拠点が残っていたくらいだから、ソーディアン研究所も未だどこかにあったのでしょう?」
『研究所の存在を知っているとは…おぬし、何者じゃ?』


 ソーディアンたちの声が警戒で重くなる。
 ハロルド=ベルセリオスとは誰のことだろう?スタンは首を傾げた。聞いたことがあるような気はするが。
 ちら、とフィリアの方を見ると、ソーディアンの開発者だと言われている人物だと小声で教えてくれた。


「何者?…私は天上人。あの方に仕える者」
『天上人ですって?』
「バルックと同じ、ということか」
「同じ?かつて地上軍が地に引き摺り下ろしたカルバレイスの民のことを言っているの?」


 杖の石突が床を叩いた。声こそ静かだがその中に怒りがあるのは疑いようもない。


「お前たち地上軍はいつも傲慢にすべて奪い去る。天上も、私の大切な人たちも」
「なんの話を…」
「あの時は失敗したけれど、今度こそはこれ以上奪わせない。この先に進むというのなら私がお前たちを排除する!」


 強く唇を噛んでカリナはこちらを睨みつけている。彼女の感情の昂りに呼応して周囲の晶力の濃度も増しているようだった。
 もう話し合いの段階ではない。スタンたちも剣を構える。
 マスク越しにもわかるくらい、瞳には燃え立つような怒気が宿っていた。


「わけのわからないこと言ってんじゃないわよ!あたしにはあんたに聞きたいこと、たくさんあるんだから!」


 静かに闘気を放つカリナに真っ先に向かって行ったのはルーティだった。
 アトワイトで少女を覆う障壁を切りつけるが揺らぎもしない。


『だめよ、ルーティ!下がって!』
「あんたはミクトランがヒューゴを操ってるって知ってて側にいたんでしょう!?リオンのことは…あいつのことはどう思っていたのよ!」
「話す義理はないと言っている――サンダーブレード!」


 宙に閃光が広がる。
 カリナの言葉と同時に全身を痛みと痺れが襲った。
 これだけの威力の晶術を使えたなんて。旅の間には決して戦おうとしなかった少女はあまりに規格外だった。


『無詠唱でこれだけの術を使うとは…』
『まさか!ソーディアンなしでこんなことができるはずがない!』
「せめてあの障壁を崩せればっ」


 しきりに繰り出される晶術を避けながら隙をうかがうもやはり突破口は見つからない。
 今のところはなんとか凌いでいるが、このまま攻撃が止まなければそれも時間の問題だ。
 ギリギリの状態で逃げ惑う中、息をきらせたフィリアがカリナに向かって叫んだ。


「もうやめてください、カリナさん!どうして私たちが争わなくてはならないのですか?あなたは世界をより良くしたいとおっしゃっていたではありませんか。ならば何故神に背きミクトランに手を貸すのです?」


 少しの間とはいえ、共に旅をした仲間と戦いたくはない。そんな気持ちはスタンも同じだった。
 リオンに続きカリナまで。
 しかしフィリアの精一杯の訴えは彼女には届かなかった。


「神に背き?偽りの神を崇めておいて何を言うの」
「なんてことを…神の怒りに触れますわ!」
「ソーディアンたちから聞かなかったの?アタモニ神は神の眼を隠し天上人を監視するために作られた張りぼての女神。怒れる神など存在しない」
「そんな!そんなこと…」
「この世界に神がおわすとするなら、それはミクトラン様だけ。そう、私はミクトラン様の創る世界でミクトラン様のために技術を役立てたかった」


 青ざめ立ち尽くすフィリアに狙いを定めて火球が飛んで行く。それを間一髪でルーティが手を掴んで避けさせた。


「ほんと、容赦ないわね…っ」
「フィリア君、戦えるか?」
「え、ええ…大丈夫ですわ」
『むう…何故あやつはあそこまで千年前の戦争のことを知っておるのじゃ』
『まるで見ていたかのような…』
『まさか、ミクトランの他に蘇った天上人がいるということか?』


 ソーディアンたちの話に、やはり本当のことなのですね、とフィリアが俯いていた。
 今まで一心に信じてきたものがつくりものであったなんて。どんなに辛いだろう。
 戦意を失ってこそないが、注意が散漫になってしまったフィリアの晶術はどことなく精彩を欠く。絶え間ない攻撃でただでさえ詠唱が妨害されているというのに。
 精神的にも肉体的にも攻撃を受け、思わずといった様子でルーティがこぼす。


「天上人ってのは、みんなこんな風にとんでもない奴だっていうの?」
『いいえ。天上人と地上人に違うところなんてない、同じ人間なのよ。だから私たちは戦ったの』
「…黙れっ、地上軍!――レイ!」


 アトワイトの言葉に反応したのか、ルーティの方へ杖が向けられる。避けるのが遅れた彼女は強力な晶術の直撃を受けてしまう。
 スタンは床にへたり込んだルーティに駆け寄って、慌ててライフボトルを取り出した。
 しかし彼女はそれを制す。


「…待って」
「何言ってるんだよ、こんな時に道具をケチってる余裕はないだろ!」
「そうじゃないわよ!晶術に当たったはずなのに…全然痛くなかったの」


 ケロッとした顔で自分に回復晶術を使って立ち上がる彼女は、確かにそこまでダメージを負った様子ではない。
 けれどカリナの晶術を食らってその程度で済むだろうか?発動者であるカリナの方をうかがう。
 彼女は何を思ってか、じっと自分の手を見つめていた。


『今の攻撃は何だったのだ?』
『わからないが…威力が弱まっているのかもしれない。ならばこのまま耐えれば、あるいは』
「持久戦か。あまり有利な賭けではないな」


 すでに走りまわって体力は大きく削られている。いつ終わるかわからない攻撃を耐え続けるというのは無謀な気もした。
 けれど他に方法もなさそうだ。
 スタンはせめて自分が囮になろうと一歩前に出る。


「活路は必ず開くさ。俺たちは絶対に負けられないんだ!」
「……負けられないのは、私も同じ」


 カリナは顔を上げてスタンを見据えた。
 ピリ、と空気が震える。


「けれどこのままでは埒があかない。もう、決着をつけましょう」


 カリナが杖で床を叩いた。
 途端、身体が引っ張られるような感覚がして背筋が冷える。
 今までとは比べ物にならないほどの晶力がカリナの方へ集まっているのだ。


「これは…なんという力!」
「私の全力の晶術を、お前たちに耐えられるだけの力があるか」


 頭上でパリパリと閃光が音を立てている。


「――天光満つる処に我はあり」


 詠唱が始まった。
 今まで強力な術を無詠唱で発動していたカリナが、精神を集中させてまで放つ一撃の威力なんて。


「黄泉の門開く処に汝あり」


 スタンは走り出した。何としても発動を阻止しなければ。
 しかし彼女を守る障壁は未だそこにある。


「出でよ、神の雷」


 斬っても、叩いても剣はカリナに届かない。
 あと少し、少しの距離なのに。
 障壁を拳で殴った時、一瞬だけカリナと目があった。


「これが、最後」


 彼女の緑眼にこもった感情を読み取ろうとして、覗き込んで。伏せられた目蓋に遮られた。


「――インディグネイション!」


 視界が白く染まる。
 背後から凄まじい衝撃がスタンを襲う。
 爆発音の直前、ルーティとフィリアの声が聞こえた気がした。


「…うっ、いってぇ…」
「スタン!」
「スタンさん!」
「スタンくん」


 みんながどこかしらを庇いながら駆け寄ってくる。その姿を見て少し安心した。
 晶術を受けた身体はあちこちが傷んだけれど、なんとか生きていられたようだ。


「あの攻撃のために詠唱をしてくれて助かったわ。おかげで回復術と防御術が間に合ったもの」
「ええ…間一髪でしたわ。直撃を受けていたらと思うと恐ろしくてたまりません」


 床には一面焦げ跡が広がっていた。術の中心だろう場所は抉れてなくなっている。
 ルーティとフィリアの咄嗟の補助と、身体に受けたのが衝撃波のみだったことが幸いだった。それでもダメージはかなりのものだったが。
 そういえば、その晶術を使った本人はどこだ?
 先ほどまであったはずの障壁は消えていた。


「カリナは?」
『あの術の後だ、かなり消耗しているかもしれんが警戒は怠るな』


 キョロキョロ辺りを見まわすと、奥へ行く扉から少しずれた位置で壁にもたれている彼女を発見した。
 晶術使用の反動か、かなりぐったりとしていて動けないようだ。杖も投げ出されている。
 近寄ってみてもピクリとも動かない。


「カリナ、大丈夫か?」
「スタン君、気をつけたまえ」


 ウッドロウはそう言ったが、もう戦意は見られないし、杖も持っていない。
 声をかけても反応のないカリナを心配し、スタンは彼女の肩に手を置いて軽く揺する。
 と、彼女の身体が横に傾いだ。


「え?」
「カリナさん…?」


 何の抵抗もなく、その身体は床に倒れた。
 気を失っているだけか?
 ルーティが慌ててカリナの手をとる。


「うそ、」
「ルーティ、どうしたんだ?」
「脈がない…死ん、でる?」
『そんな、まさか!』
『いくら強力な晶術を使ったからといって、命を失うようなことはないはずだ!』


 外傷もなにもない。直前まで具合の悪そうな様子でもなかった。それなのに突然こと切れたというのか?
 唖然として横たわったカリナを見つめるが、やはり動く気配はない。


「なんで、なんでよ…まだ何にも聞いてないのに」


 ルーティが悔しそうに拳を握った。
 やるせない気持ちに沈黙がおりる。結局、彼女のことはなに一つわからないままだった。


『つらい気持ちはわかるが、儂らは先に進まねばならぬ』
「そうだな…しかしこの先にはミクトランもいるだろう。少しの休憩は必要だ」
「ありがとうございます、ウッドロウさん」


 構わないさ、と彼はアイテムを取り出して疲労回復をするべきだと腰を下ろした。
 ルーティはまだカリナを見つめている。


「せめて、祈りを捧げましょう。カリナさんを楽な体勢にして差し上げてください」
「ああ…そうだな」


 うつ伏せに近い状態で横たわるカリナの身体を優しく仰向けにさせようと抱き起こす。
 その拍子に、彼女の顔上半分を覆っていたマスクが重い音をたてて落ちた。


「えっ…なにも、ない?」


 目を開けたままのカリナの顔を見てルーティが驚きの声をあげた。
 見せられたものではない、と言っていたはずのマスクの下は傷一つない綺麗なものだった。
 それではいったい、彼女はなにを隠したかったのか?
 当初の目的も忘れてまじまじと見つめてしまう。
 そしてそれは思わぬところから知らされた。


『まさか…まさかこの子は』
「アトワイト?どうしたの?」
『そんな!なんで気付いてあげられなかったの?気付いていれば、こんなことには…』
『どういうことだ?』


 アトワイトの悲痛な声が叫ぶ。
 他のソーディアンはわからないようで戸惑っていたようだが、次にイクティノスが困惑気味に声をあげた。


『…っ、もしや』
『なんじゃ、心当たりがあるのか?』
『だが、しかし…そんなことがあるのか?』
『ええい、はっきりいわんか!』


 わかった様子の二人の態度に痺れを切らしたディムロスが吼える。
 ソーディアンたちのやり取りに、スタンたちも身を強張らせていた。


『――マナ』
『…は?』
『マナだったのよ、カリナは!千年前に私たちと過ごした、あのマナだったの!』
『マナ?……研究チームにいた?あの、天上軍からベルクラント開発チームと一緒に来た少女か!?』
『そう言われてみれば思い当たる節は多々あるのう…結界石やソーディアン技術に明るかったのも納得できる』
「ちょっと、どういうことなの?カリナのこと何か知ってるの?マナって誰よ!?」


 ソーディアンたちだけの会話に置き去りにされていたルーティが割って入った。
 リオンに近しかったカリナのことを知りたがっていた彼女にとっては知りたくてたまらなかった情報だ。わからないままにされるのは憤ろしかったのだろう。


『彼女は…俺たちの時代の人物だ』
「千年前の!?」
『何故今ここにいるかはわからない…が、天上軍の技術で蘇ったのかもしれない』
『マナは天上人だったけれど、少しの間だけ地上軍の基地にいたことがあったの。その時に私も少し面倒をみていたことがあったわ』
『地上軍ではハロルド博士と共にソーディアン開発に少し携わっていた。だからレンズやソーディアンに詳しかったのも納得だというわけだ』
「ソーディアンの開発をしてた人が、なんでミクトランに従っているんだ?」


 スタンが素直な疑問を漏らすと、アトワイトの声がますます悲痛に沈んだ。


『彼女は地上軍に付いたわけではないのよ。むしろミクトランを倒す計画を私たちはひた隠しにしていたの』
『そしてダイクロフト攻略作戦の時――マナはミクトランを救うために俺たちを追いかけてきた』
『騙された、と思っても仕方のないことじゃろう。主を倒す片棒を担がされだと』
「その後…ミクトランを倒したんでしょう?カリナはどうしたの?」


 ソーディアンたちのため息が聞こえた気がした。
 その反応から察するに、良いことにはならなかったのだろう。ごくりと唾を飲み込む。


『ミクトランを目の前で殺されたマナは――そのまま、ダイクロフトから…』
「え?」
『ダイクロフトから、投身したんだ』


 ここへ来る途中、飛行竜から見た景色を思い出す。建物も街も遥か遠く小さく見えて感動すら覚えた。
 けれどそこから落ちるとなると背筋が凍る。
 イレーヌが宙に身を投げた時も、あっという間に雲の間に姿が見えなくなってしまった。


「助からなかったのか…?」
『遺体は見つからなかったが、あの高さから落ちて無事だとは思えない』
『ミクトランはベルセリオスに意識を映していたようじゃが、マナはどうして蘇ったのかのう』
『せめて、マナのことを気付いてあげられていたら…こんなことには』
『千年前にも敵対したのじゃ。こちらにつくとは思えんが…あるいは、ハロルドがソーディアンとして存在していたなら』
『シャルティエとも親しくしていたようだ、リオンのことを気にかけていたのもそのせいかもしれないな』


 悔やむようなもし、の話が語られる。
 カリナは結局最後まで、自分の目的も理由も話さなかった。その分悪い想像をしてしまって悲しくなるのかもしれない。


『しかし彼女は…俺の記憶が確かなら黒髪ではなかったと思うが』
『ヒューゴの娘として暮らしていたから、きっと姿を変えていたのでしょう。けれど…今思い返してみれば、何故気付かなかったのか不思議なくらいだわ』
『シャルティエも気付いていなかったのか?何年も共にいて』
『それだけひた隠しにしていたということじゃろう。第一今はあれから千年も経っておる。まさかあの時代の人間が生身で現れようとは誰も思わんよ…』


 なんだかとても疲れたような声でクレメンテが言った。長い時を生きてきたソーディアンだから感じることもあるのだろう。
 スタンは手の中のディムロスを労わるように握り直した。


『千年も前の物事がここまで影響を及ぼすとは思わなんだが、だからこそ儂らが始末をつけねばならぬ』
『そうだな。それこそが天地戦争を越えた者の使命だ』


 決意を新たにしたソーディアンたちが口々に呼応する。
 スタンにも再び力がみなぎるのがわかった。


「お前たちだけに任せてはおけないさ。俺たちだって、自分たちの生きる世界を取り戻すんだ!」


 拳を握りしめ、大きく口を開いて言った。
 まだここで止まるわけにはいかない。神の眼もミクトランも、ここに存在しているのだから。
 千年の時を超えて残されたものを消すのがソーディアンたちの使命なら、今ここにあるものを守るのがスタンたちの使命に違いない。
 たった一年前に出会ったばかりの、けれどもう半身とも呼ぶべき相棒を目の前に据えた。
 きっと勝てる。
 そして地上を取り戻す。
 それがきっと、スタンとディムロスが出会った時から始まった運命の行く先だ。







2018.07.01投稿


 
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