「殺さないで」「嫌だよ」(あとがき)
TOA Webオンリーイベントにて展示用に書いたお話でした。
サイトに来ている方で見に来てくれた方は居るのでしょうか。
サクッと読めるラブコメを目指して書きました。ラブコメに見えない?
でも書いてる私はラブコメだろうと言い張ってみる。殺伐ラブコメ?とかでいいんじゃないですかね。
夢主
身長は百七十八センチ。そこに七センチハイヒールを履いてるのでシンクより頭一つ分でかい。そんな想定で書いてました。普段小さい夢主ばっかり書いてるので結構新鮮でした。
突然告白されて動揺し、当然のように自分の膝に乗ってくるシンクにパニックになり、結果的に業務連絡みたいなやり取りばかりになったのは書いてるこっちが笑ってしまった。
女扱いされるのに慣れてなくて頭の中は大変やかましいことに。
まだ自分の中の好意の輪郭はハッキリとはしていないけれど、それでもシンクが好きなのは確かなのでこれから恋を育んでいくでしょう。
覚悟を決めたら早いです。地獄の底までお供します。
シンク
デッド・オア・ラブを迫った人。
不整脈を起こし視線が吸い寄せられる自分の異常反応に冷静に対処。自分の中の感情を俯瞰し、感情の発生源である夢主を見て自分の状況を分析し、最終的に僕はこいつが好きなんだなと判断したのが冒頭。
そのまま問いかけられたので告白しました。やろうと思えばそのまま殺して自分のものにできたし、もっと別の手段を使って囲うことも出来た。
けれどそれをせずにきちんと返答を待っている時点でシンクから言わせればとても優しい対応をしているつもりだった。欠片も伝わってないけど。
怒りも憎しみも妬み嫉みも負の感情全て何もかも、メンタルコントロールの一環として自分の感情を抑制する訓練は受けていましたが、喜楽の感情を抑制する訓練はしてなかったので結果的にずっと笑っていました。
素顔を見せたのは拒絶された時に処分する理由とするため。僕のものにならないなら息の根を止めてあげよう。そうしたら誰のものにもならない。つまりとどめを刺した僕のものってことだよね。ってことです。
自覚した途端に愛が重いのは書いてる奴がレプリカイオンの系譜はクソデカ感情を抱くものだと思ってるからです。欲しいなと思ったから、生きていようが死んでいようが手に入れるつもりだった。
あと生きていることのメリットを感じていないシンクにとって、手に入るなら対象が生きていようが死んでいようが大して変わらないのでは……なんて思った部分もちょっとある。
一般的な恋愛関係を模倣しているので口では相手を尊重しているように言ってますが、その実独占欲が先行しているので物騒になってます。
シンクにとって最優先なのは愛を返してもらうことではなくとにかく自分が手に入れることなので、生きてるなら恋人って関係で縛り付けるし、殺すなら自分がとどめを刺さなきゃ駄目。レプリカ情報だって抜いてやらない。全部自分のもの。そういう恋情です。
作業中BGM:うつくしじごく
多分原作突入後、夢主はレプリカ大地計画とか分かんないけどシンクについていく形で神託の盾を離脱します。
そして地殻振動停止作戦あたりで一緒に死のうとして失敗する。
PMに敗北後、シンクは夢主と心中しようとしたのにできなくて、最終的に夢主の治療と引き換えに投降する羽目になる。
自分一人なら迷うことなく死ねた。でも殺せなくて殺したくなくて生きて欲しくて、渋々捕虜になりつつも自分の手で殺すつもりだったのにできなかった自分に混乱するシンクが居るといいな。
独占欲が先行していた時は渡したくない、自分のものにしたいという欲求が第一優先だったけど、時間を重ねていくうちに生きてて欲しい、笑っててほしいっていう愛情を理解するようになって欲しい。
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