「うーん、ほんとに大丈夫?」

れいくんは、れいくん曰く、諸事情により今日から猫らしい。
よくわからないけど、この世界には私が理解できないことが沢山あるみたいだ。

そして、どうやられいくんはまだこの姿で、お水以外口にしてないらしい。
つまりこれって、 れいくんの体が人間側なのか猫側なのか不明ってことで...


 黒猫は夢を見る 4



ひとまず、れいくんと一緒にPCをにらめっこ。
検索内容は『猫 食べ物』、たどり着いたのは『猫に食べさせてはいけないもの』のページ。

「れいくん、たまねぎはとりあえず避けよう」

うん、死なれたら困る。そう言うと、苦笑いのれいくん。


「杏ちゃん、砂糖から試してみない?」

「砂糖?」

「うん、 砂糖の甘味を感じないかったら猫が有力、甘かったら人間説が一歩リードってことで」

「なるほど...とりあえず、砂糖は食べても死なないみたいね...よーし、やってみよう!」



小皿に白砂糖を取り分けて、キッチンから戻る。すると、杏が見つめるなか、れいくんは、ペロリとひと舐めして...

「あまい...」



人間、1ポイント先制。
 


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