「うん、次は牛乳だね」
そう言うと、れいくんはこちらをじっと見つめた。
黒猫は夢を見る 5
一説によると、牛乳の乳糖を分解するラクターゼ?という酵素をほとんど持っていない猫はそこそこ多いらしい。どうやら大丈夫なこもいるみたいだけど。
「れいくん、牛乳がダメだった場合はどうなるの?」
「下痢になるみたいだね。まあこれは人間もいっしょさ」
れいくんいわく、ラクターゼが少ない『人』もいるらしい。そして、れいくん(人間)は、牛乳を普通に飲めていたとのこと。
「わかった、じゃあ今回は牛乳の日ね」
他の食べ物は試すとしても明日以降ね。と杏が釘を指すと、そうだね、切り分けが必要だし、ね?とれいくんは頷いた。
ピチャピチャと、れいくんが牛乳を舐めるのを、杏はじっと見つめる。
「れいくん、味はどう?」
「うん、牛乳だね。おいしいよ」
「うーん、となると、味覚はそのままなのかぁ...」
結局、しばらく様子を見たが、れいくんは牛乳を飲んでも大丈夫のようだった。
人ポイント、2ポイント。
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