「んー…っ!ふ、ふぅ…っ、!」
体重をかけながらも、なんとか空いている方の手でユンギヒョンのパンツをずり下げる。ヒョンは上半身が使えないならと足を動かそうとするけれど、足首に引っかかったスラックスが邪魔になってそれは叶わなかった。
そんな姿を見下ろしながらユンギヒョンの前へと手を回し、微塵も反応していないそこを触る。
「! っ、ふ、う…!んんっ!!」
「ごめん、ヒョン、すぐ終わるから、」
「〜っ、」
何度か扱くも硬度を持つ気配がないそこ。仕方なく手に自分の唾液を垂らしそのぬめりを使って無理やり扱くと、嫌だと暴れるヒョンの態度とは逆にそこは徐々に固くなってきた。
……こんなところでこんなことをしてごめん。
そう思うのに、やっぱりユンギヒョンに触れる手は止まらない。
いくら過去のことだとわかっていても、頭の中にはどうしてもあの人がちらつくんだ。
俺がユンギヒョンに告白した時。
あの時の俺は決死の覚悟でヒョンの弱みに付け込んだ。今しかない、この人が俺に心を許してくれるのはこのタイミングしかないってそう思って、やり口が汚いのは重々承知だったけどやっと舞い込んだ絶好の機会を逃したくはなかった。正直可能性はほとんど感じてなかったけれど、それでもユンギヒョンが弟を無下に突き放すだなんて考えられなくて。
そしたらなんと、ヒョンは俺へと歩み寄ってくれた。
あの人に未練がありながらも、こちらへと振り向いてくれたのだ。
あの時はユンギヒョンが俺を選んでくれたことがとにかく嬉しくてどうにかなってしまいそうだったし、この先の未来に不安なんて一切感じていなかった。
……でも結局そこから俺を待っていたのは、元恋人への劣等感。
「はぁっ、ヒョン…、精液ちょーだい、」
「ふ、んんっ!ん、っんん…っ!」
「出して、俺の手、そう、……うん、ありがと」
焦らすことなんて一切せずに、ユンギヒョンの好きなところだけ触ればさすがに抵抗も弱まり、声色は少しずつ甘いものに変わっていく。ヒョンの先走りと俺のよだれでぬちゃぬちゃと卑猥な音を立てるそこを激しく擦り上げると、ビクビクと身体を震わせながらユンギヒョンは吐精した。
一息つく間も与えずに吐き出してもらったそれをそのまま後ろへと塗りこめば、さすがに入れるまではしないと思っていたのか、後ろに指が触れた途端また暴れだすヒョン。
ここまで抵抗されると誰かにバレた時が怖い。仕方なくもう一度少し強めに壁へと押し付け、その肩に顎を乗せて耳元で囁く。
「んー…!っふ、んん…っ!!」
「ユンギヒョン、いまこの状態で誰かにバレてもいいの?」
「…っ、」
ごめん、こんな意地悪本当はしたくないんだ。でも、今だけだから。この少しの時間だけ俺のこと受け入れて、ユンギヒョン。
俺の言葉に大人しくなったヒョンは諦めたように身体から力が抜けた。だけど緊張と嫌悪感から全く開く気のしないそこに俺のすべてを拒否されているような気分になって、胸の中にじわじわと罪悪感が広がる。
それでも意地でかろうじて広げたそこに、俺は自分のそれをあてがった。ゴムなんか持ってないからヒョンとの間になんの隔たりもないまま。
「…ごめんね、ヒョン、」
「ん、ん、ふぅ…っ!」
「お願い、少しだけだけだから…」
そう言って、俺は初めてユンギヒョンを無理やり、。
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