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江戸川コナンサイド
「赤井さん、そうとうまいってる。」
「秀があんなに抜け殻みたいなのなんて久しぶりね。」
物陰から喫煙場所でタバコを吸っている赤井さんをジョディさん、キャメルさんと一緒に覗き見ている。赤井さんは隈も酷いし、顔色も悪い。誄姉ちゃんがいないことが相当堪えているんだろう。
よっぽど、惚れてたんだろうな。
「クールキッド。」
「なに?」
「彼女、組織の連中にギムレットと呼ばれていたらしいの。」
「え?」
「私たちの中では彼女が組織側のスパイなんじゃないかって話も出ているほどなの。」
ギムレットと呼ばれている彼女、それが前々からそう呼ばれていたものなのか、それともあの時ジンの目に止まり呼ばれたものなのか・・・。
「彼女があれだけ正確に組織の取引のことを知っていたのも少し、疑い深いと思うのよ。」
「誄が組織側の人間だと言いたいのか?」
「・・・赤井さん。」
「秀、ごめんなさい聞いていたのね。」
「彼女が組織側の人間であるはずがない。」
「そう思いたいのはわかるけど、そう思われてしまっているのは事実よ。」
この事実をどう覆すか。確固たる証拠を提示しなければここにいる人間は納得しないだろう。
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