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パソコンの画面上に当時の新聞記事の画像を出す。そしてそのページをめくると裏に書かれてあった事件のページになる。




「宝石店の強盗の記事です。」




「なるほど、これをこっちの面を大切にしておくために。山尾さんのひき逃げ事件の記事をたにありにしていたんですね。」




ピピピピピピピピ




「電話ですか?」




「コナン君からですね。」




「もしもし、誄姉ちゃん?」




「はいはい、誄姉ちゃんですよ。」




「氷川さんが殺された。」




「え!?」




「犯人はわからないけど、多分心臓の弱かった氷川さんをスタンガンか何かで殺したんだと思う。」




「今どこにいるの?」




「スノートレッキングの途中にある湖だよ。」




「そう、気をつけて帰ってくるんだよ。」




「うん。」




事件を呼び込む体質はご健在なようで、今まさに話題に上っていた氷川さんが山の中で殺害されたらしい。




氷川さんは座ったまま亡くなっていてきていたジャンパーのフード部分に雪が積もっていることから、コナン君たちが事件現場に入る直前に降った雪が積もったんだという。そして現場には足跡が一種類しかない。そのことから考えると犯人は氷川さんを殺害し、その後降った雪で氷川さんと自分の足跡が消えた後、後ろ向きでその場を去っていった。だから足跡は一種類しか残っていないとコナン君は推理したようだ。




「氷川さんが殺されてしまっとなると、犯人は彼しか考えられませんね。」




氷川さんの事件の後なにやら聞いたことのあるゆっくり話をするカメラマンのような卦辞さんによる事情聴取が行われたが有力な情報は掴めなかったようだ。




次の日、コナン君たちは日の出を見に行くために朝早くロッジを出て行った。もちろん安室さんも。私はというとそんな朝早く起きるなんて苦行か、と布団から出ることを断固拒否してまだゴロゴロを暖かい布団の中でくつろいでいる。




しばらくすると安室さんが御帰りになり朝食をとるために食堂へ向かった。しかしなんでまたこう毎日寒いのだろう。凍えてしまう。




朝食を済ませひと段落しているとコナン君から連絡があった。




「はいはい。」




「光彦たちを見てねーか?」




「・・・知らないけど。」




「くっそ、どこいったんだ。」




「またどっか散歩で・・。」




いきなり通話が切れた。なにやら嫌な予感がする。電話がつながらないと追うことは電話線が切られたということ、しかし今私が使っているのは携帯電話だから。それはもしかして基地局がやられたのではないか?




「安室さん!」




「携帯が使えないということは基地局がやられたのでしょう、先ほどなにやら不審な爆発音がしましたし、外に様子を見に行きましょう。」




「外・・・。」




「いいから行きましょう。」


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