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どうやら携帯の基地局、そして固定電話の方もやられてしまったらしい。私たちは今この村の中で完全に孤立してしまっている。
「コナン君、探偵バッチは生きてる?」
「うん、なんとか。」
「それで子供達に連絡しておいた方がいい、電話が使えないから早く帰ってこいって。」
「今灰原から連絡があって、光彦たち冬馬君を連れて何処かに行ったみたいなんだ。」
「冬馬君を?」
「彼、大丈夫なのかい。今朝だってダイアモンドダストを見て記憶が戻りかけて頭痛を起こしていたのに。」
「ダイアモンドダスト?」
「とにかく光彦たちを探さないと。」
「では手分けして探しましょう。」
ロッジから出てきた沖矢さんの言葉の後私たちは三つに分かれた。コナン君と灰原哀ちゃんはスケートボードで、私と安室さんはスノーモビルで、そして沖矢さんもスノーモービルで子供達と立原冬馬君を探すことになった。
しかし本当に余計なことばかりする子供達である。この間も今回も。いったい何回叱られれば気がすむのか。
「何か見えましたか?」
「なにも、風が当たって寒いだけです。」
「僕の背中にしっかりつかまってくださいね。」
「はいはい。」
安室さんが操縦するモービルは唸りを上げながら雪山を上へ上へと登っていく。途中また
小雪がぱらついたものの創作には支障のない程度にすぐにやんだ。
いったいどのくらい捜索したかはわからないが一向に見つからない子供たち。
「沖矢さんの方はどうですかね?」
「さっき連絡があり、一度ロッジに戻ってみるそうです。」
「そうですか、アドレス、知ってるんですね。」
「はい、まぁ。」
「事件の真相、わかりましたか?」
前に乗っている安室さんから投げかけられた言葉は子供達を心配するそれではなく事件のことだった。おそらく探すのが嫌になってきた私に気を使ってかけてくれたんだろう。
「おそらく氷川さんはなんらかの理由で宝石強盗の犯人が山尾さんだと知り、その山尾さんがこのスノーフェスティバルを利用して家に持ち帰り今はダムの下になっている宝石を掘り出す話を嗅ぎつけて話を持ちかけたんだと思います、一連の事件の犯人は山尾さんです。」
「冬馬君の件は?」
「立原冬馬君は、診療所に勤めているお母様に会いに行く為にその日あのひき逃げ事件があった道路を歩いていた、そこでひき逃げをした瞬間に立ち会ってしまい山尾さんに捕まり車に乗せられたが車がスリップだかなんだかした時の衝撃で目をさますと同時に車の中に舞った宝石を見てしまった。立原冬馬君にとってはダイアモンドダストを見たのではなく、本物のダイアモンドが散るところを見てしまった。そして、山尾さんから逃げる途中足を滑らせて転落。」
「さすがですね。」
「情報屋ですから。」
「考察力も大したものだ。」
「どう・・・・も。」
安室さんにお礼を言う最中なにやら拳銃の音のようなものが聞こえた。
「安室さん、ダムに向かってください。早くしないとダムが爆破されて村は水の中です。」
「わかっています、飛ばしますよ。」
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