編
「さよなら、僕の友達。」
靴を揃えて飛び降りるのが、天国へ行くためのやり方だと何かで読んだ気がする。僕が生きたのはここまで、僕は生きていた。確かに生きていた。それを証明するためでもあるこれを僕はここに残していく。
お姉さん、ゴメンなさい。
何度謝っても取り返しがつかないことはわかっている。
動き出した彼は止められない。彼を止めることなんでできない。
「僕も、ノアズアークみたいに飛べるかな?」
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