晴天に恵まれて絶好の洗濯日和の中バイクを走らせて問題の場所へと向かう。




問題の場所についたものの、何もないな。昨日の爆発騒ぎが嘘のように静かな光景がただ広がっている。彼女に関する手がかりはないものか、あたりを見回していると地面にガラスの破片が落ちている。




「車のフロントガラスの欠片、だとすると。ここに上がってどっかに行っちゃったって事か。」




まぁ、彼女の事だから一つの場所にじっとしてくれているわけなんてない。そんな事解りきっている事だろう。そだよね、しょうがない。




「遊園地?水族館か。」




倉庫街を抜けて目についたのは大きな観覧車のある水族館、確かニュースで観覧車が新しくなって両側が回るとか、屋内に全施設アトラクションを集結したから雨の日も遊べるよ、あとイルカとキスもできるよ、って言っていたような気がする。




あそこに何があるわけでもないが、なんとなく勘というものが働いているような気がした。




「行ってみるか。」




入園料がバカにならないかと思いきや意外とリーズナブルで驚いた、これだけの動員数を見ればその安さも納得である。数が多ければそれだけ落としてくれる人が多いものね、お土産とかで。




彼女を水族館の中で探してはみたもののそのような人影は見つからず、せっかく来たのだから赤井さんに何かお土産でも買っていこうと売店に足を向けようとすると聞きなれた声が私を止めた。




「誄お姉ちゃん。」




「あ、コナン君に灰原ちゃん。」




「こんにちは。」




「こんなところで何してるの?」




「いや、ちょっとね。」




「こんなところに一人で来るなんてあやしいわね何かあったんでしょう?」




「あっというか、今起こっているというか。」




「なにか事件?」




「なんでもないよ、私の仕事の話だから。」




「そう。」




「それよりコナン君と灰原ちゃんはなんでこんなところに?まさか、私ってデートの邪魔しちゃってる?」




「え?」




「うわぁ、ごめんごめん、お姉さん空気読めなくてごめんね、すぐに帰るから安心して。」




「ち、違うって。」




「そうよ、どうせデートするならもっといい男とするわ。」




「あ〜、わかる、こんな事件起こす体質な男はいやだよね。」


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