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ここで安室さんとの再会を喜んでいる暇はない。なぜならここにはリストを保持したキュラソーがいてそれを狙う組織のやつらもいるのだから。




「では、私は所定の場所に。」




「あぁ、まだ薬が抜け切れていないんだ。無理はするな。」




「了解です。」




観覧車の一番上に登ったものの予想以上の高さに驚きつつ下へと降りていく。何やら上では言い争いが起きているようだが安室さんのアレももはや癖のようなものだろう。センサーが働くぐらいなのだから一種の才能とも呼んでいいと思う。




「赤井さんセンサー・・・。」




想像すると笑いがこみ上げてくる。
赤井さんが近くにいると反応するセンサーで安室さんは標準搭載なのだろう。どこかの車みたいな。




そうこうしているうちに普通の客なら絶対に入らないであろう観覧車の内部に潜入、どうせ爆弾でもあるんだろうと持ってきた双眼鏡であたりを見ていると、観覧車の内部想像以上に爆弾が多く生息しているらしい。




なんて張り巡らせ方をしているんだろう。これではあの爆弾が爆発したら観覧車と支柱を止めているネジだって外れてしまう。そうしたら観覧車は留め具を失ったタイヤのように園内を転がっていくだろう。今度こそ死人が出るんじゃないだろうか。




「誄お姉ちゃん!」




「コナンくん、いらっしゃい。爆弾だらけの観覧車内部へ!」


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