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「え?爆弾!」
「見てよ、あんなところからこんなところにまで懇切丁寧に張り巡らせてあるよ。もはや職人芸の域だよね。」
これを組織の誰がやったかは知らないが、もしジンなら笑ってやろう。あんな高いところに爆弾をせっせとつけるジン。うける。
「作戦はうまくいったみたいだね、赤井さんには会った?」
「コナンくんのおかげで命拾いしましたよ、赤井さんとはさっき観覧車の上で会ったよ、安室さんもいたけど。」
「そう。会えたならよかった。」
「さて、爆弾を解除したいんだけど、どうしたらいいかな?」
「爆弾の導火線が繋がっているところを探すんだ。」
ジンたちが仕掛けたであろう爆弾の起爆装置を探すためにコナンくんとは別行動を取ることにした。途中少しだが目眩がしたのはおそらく薬の効果が残っているからだろう。普通ならもっと時間をかけて仮死状態から目を覚まさなければならないところを無理やり体を動かしているのだから仕方がない。
何に使えるかわからないが観覧車裏のロッカーの中の工具入れにロープやら何やら使えそうなものがある。拝借していこう。武器は多いに越したことはない。
それにしても、起爆装置なんてないじゃないか。
「お姉ちゃん!こっち!」
コナンくんの声は少し下の階から聞こえた。なんだよこんなとこまで登らなくてよかったんじゃん。無駄に体動かしちゃったよ。
「ここに起爆装置が?」
「ほら、ここから見える。」
「・・・あ、ほんとだ。」
「ここを開けて起爆装置を解除しなきゃいけないんだけど。」
「下手に開けてドッカンなんてやだよ。」
先ほどから赤井さんにのライフルバックにつけた盗聴器から何やら不穏な音が聞こえる。ドカッ、バキッとか、まさかこの緊急事態に喧嘩なんてしているのではあるまいな。
どっちも30近いというか片方は30過ぎているのだから少しは状況を見て行動してくれないものだろうか。おそらくここにいる中で一番冷静なのはこの小学生だろう。二人とも見習いなさい。
「どこに行ったんだ、赤井さんは。」
「多分観覧車の上で安室さんと拳で語り合ってるんだと思う。」
「へ?」
「さっきからすごい音が聞こえてくる。」
「なにやってんだ、あの二人は。」
コナンくんの意見に同意です。赤井さんの携帯にコナンくんが電話をかけると程なくして今度は落下音と共に色々なところに体をぶつけているんだろうな・・・という音が観覧車内部にけたたましく響き渡っている。
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