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無事事件は解決しキュラソーは遺体で見つかった。少なからず彼女の功績のおかげで転がっていた観覧車も止まり、大事には至らなかったようだ。観覧車が転がること自体大事だと思うが。
事件の途中で意識を失った私は赤井さんに連れられて彼の借りている工藤宅に連れ去られていた。目をさますととてつもなく怖い形相の赤井さんが目の前にいて冷や汗で今着ているシャツがビチョビチョになるのではないかというぐらいの形相だった。
起きてすぐ何が起こったのかを聞いた私は今私に起きている状況が信じられなかった。
「骨折?」
「あの高さから落ちて骨折で済んで良かったと思ったほうがいい。」
「あの高さで色々やっている三人はどうしてただの怪我だけで済んでいるのかが疑問でいっぱいなんですが、むしろ私って通常の有様なんじゃないですか?」
「骨がくっついたとしても、今まで通りの生活が送れるかはわからないそうだ。」
「人の話聞いてます?」
どうやら私はあの高さから紐なしバンジーをきめて足を骨折するだけに止まったらしい。丈夫な自分の体に賞賛する一方、なぜあの高さでどんちゃんやって私よりもフィーバーしていた赤井さん、安室さん、コナンくんは少しの怪我で済んでいるんだろう。体のつくりが違うのだろうか。しかもそれぞれ自力でお家に帰ったらしい。本当にどうなっているの?
「まぁ、歩けなくなるわけではなさそうなので大丈夫でしょう。家からもあまりでませんし。」
「だが、生活に支障が出るだろう。」
「でませんよ、今はネットスーパーという便利なものがある世の中ですから。」
ネットスーパーはとても便利だ、なんたってクリックひとつでお店の商品が家に届くのだから、重たいものから大きなものまで色々運んでくれる便利なシステムである、本当に。重宝している。
「誄。」
「はい?」
ベットに座っている私と同じ目線になるように赤井さんが屈んでこちらを見据えている。
「一緒に暮らそう。」
「は?」
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