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それから約1年後
途中何回も事件に巻き込まれるわなんやら色々と体験して今よりもひと回りもふたまわりも大きくなっていて。私が赤井秀一と大げんかをしてようやく仲直りを果たしたのではないかと思われる最中、ある少年の人生が終わろうとしている。そんなことも知らない私は呑気に赤井さんと仲良くカレーを食べているのだろう。
アメリカ
マサチューセッツ州
高層ビル屋上
「さよなら、僕の友達。」
靴を揃えて飛び降りるのが、天国へ行くためのやり方だと何かで読んだ気がする。僕が生きたのはここまで、僕は生きていた。確かに生きていた。それを証明するためでもあるこれを僕はここに残していく。
お姉さん、ゴメンなさい。
何度謝っても取り返しがつかないことはわかっている。
動き出した彼は止められない。彼を止めることなんでできない。
「僕も、ノアズアークみたいに飛べるかな?」
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