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「一人で大丈夫ですか?」と部屋まで送ってもらった際に聞かれたが元気よく大丈夫と告げて扉を閉めた。その瞬間一瞬だが赤井さんの目が見えたのは気が付かなかったことにしておこう。
夕方の沖矢さんの言葉は一体どこまでが本心なのだろう?
想いを寄せている。
私に?
布団の上で考えていた為か体と一緒に思考も沈んでいき、気が付いたら寝落ちしてたようで。ドンドンと扉を叩く音で目がさめた。
「はいはい、どちら様ですか?」
扉を開けると目の前には沖矢さんがいた。
「どうかしましたか?」
「寒川さんが部屋で亡くなっていた様で、あなたの姿が見えなかったので心配で。」
「それで、来てくださったんですか?」
「はい。」
こりゃぁ、モテる。
殺人事件があって真っ先に心配して来てくれるなんて。なんて男だ。そのスキルを世の男性に・・・。
「ありがとうございます、どうぞ入ってください。」
「お姉ーちゃん、蜂谷のお姉ちゃん!」
世の男性諸君はこのクソガキの真似だけはしてはいけないと声を大にして叫ぼう。事件に関わっていること請け合いの分際でうろちょろうろちょろと。
「どうしたの、クソガキくん?」
「ははは、クソガキって。あのね、調べて欲しいことがあるんだ。」
「それは構わないけど。」
「ありがとう、お邪魔しまーす!」
ズカズカと女性の部屋に上がり込んでいったコナンくんは早々に椅子に腰掛けて早く調べろと言わんばかりにパソコンの電源を入れた。
「こら、人のものを勝手に触るな。」
「ごへんなはい。」
「で、何に付いて調べればいいの?」
「右目を打つスナイパーについてなんだけど。」
「右目ですか。」
「殺された寒川さんが右目を打たれて死んでいたんだ。」
「寒川さんって。」
「夕方、デッキであなたに話しかけていた男性ですね。」
パソコンをいじりながらコナンくんの言う右目を打つスナイパーについて調べていると、私の家で行ったそれの様にコナンくんが私の膝に座ってきた。
「お姉ちゃん、昴さんと付き合ってるって本当?」
何を小声で耳打ちしてくるのかと思いきや、そんなこそですか。「そんなわけないじゃない。」と返し視線をパソコンに戻すと、納得したのかしていないのかコナンくんもパソコンの画面に目を向けた。
「ICPOの犯罪情報によると年齢不詳、性別不明の強盗犯がいるわね。」
「強盗犯?」
「スコーピオンって呼ばれているらしいけど。」
「スコーピオンですか。」
「虫の名前ですね。」
「カクテルにもそういった名前のものがあります。」
「カクテルに?本当、昴さん。」
「えぇ、ラムとブランデーにオレンジジュース、レモンジュース、ライムジュースを混ぜたものですが。お酒というよりはジュース感覚ののもなので組織には関係ないと思いますよ。」
「たしかに、カクテルだし。関係ないのか?」
調べ物が終わるとコナンくんは事件現場に戻ると言い部屋を出て行ってしまった。私たち下手に動かないように注意をして。
一体何様のつもりなのかな?江戸川コナンくん。
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