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朝になり、船は無事東京へとたどり着く。
全員がその足で香坂さんの所有するお城へと向かう中、乾という美術商の男は何か企んでいるらしくどこかへ寄ってから来る様子。
沖矢さんの車に乗り込んだ私は前を行く香坂さんの乗る車を追っていた。
「乗り掛かった船とはいえ、こんなことになるなんて思いませんでした。」
「まぁ、コナンくんといればこんなことは日常茶飯事ですよ、本当に不思議な子です。」
「日常茶飯事、ですか。」
日常的にこのような事件が掘れば掘るほど出てこられては本当に命がいくつあっても足りないと思うのだが。
「少し、寄り道をしてもいいでしょうか?」
「構いませんが、お城までの道はわかるんですか?」
「問題ありません、CMにも出ている有名なお城みたいですし。」
「はぁ。」
「コナンくんに遅れる旨を連絡をしておいてください。」
携帯を取り出してコナンくんにかけると数コールも経たないうちに声が聞こえてきた。
「蜂谷のお姉ちゃんどうかしたの?」
「コナンくん?沖矢さんがなんか寄りたいところがあるみたいだから先にみんなでお城に入ってて。」
「うん、わかった。道は大丈夫?」
「大丈夫だって言ってる。」
「じゃぁ、また後でね。」
「うん。」
通話を切り、携帯をカバンにしまっていると。目的の場所に着いたようで沖矢さんが車を止めた。
「コンビニ?」
沖矢さんがコンビニで買い物に行っている間に携帯を取り出し調べていると意外な人物のフェイス{emj_ip_0857}*ックを発見した。
「白鳥刑事。」
おかしい、白鳥刑事は今コナン君と一緒に香坂さんのお城に向かっているはず。なのになんで更新日時が5分前。
もしかしたら、あの白鳥刑事は本物の白鳥刑事ではないのではないだろうか。変装ができる人物。海に落ちたと思わせて、私たちと一緒に行動をしている。
「蜂谷さん。」
「!」
「お待たせしました。」
「いえ、何を買ったんですか?」
「タバコが切れてしまったので、それを。」
「それが寄り道ですか。」
「はい。」
「それに。」
「それに、なんですか?」
「どうやらスコーピオンは世界各国でロマノフ王朝の財宝を盗んで歩いているらしい。FBI捜査官としては見過ごすわけにはいかないのでね。」
「FBIも大変なんですね。」
「ジェイムズさん直々の仕事依頼では断るに断れん。」
沖矢さんとタバコを買い、車に戻ると変装を外した赤井さんが沖矢さんが着ていたカーディガンを脱ぎ、ジャケットを着ていた。そして、沖矢さんの買ったタバコに火をつけていた。
「変装を取って大丈夫んなんですか?」
「沖矢昴の方が安心か?」
「そういうわけではなくて、あなたと公安の安室さんはあまり仲が良くないようですので。」
「まぁ、彼のことはなんとかなるだろう。」
なんとかって、どうなんとかなると言うのだろうか。詳しく説明してほしい。
そこから3〜40分ほど車を走らせた先い例の香坂さんのお城が見えてきた。CMにも使われているというだけあってとても綺麗で、壮大なお城だ。
「綺麗ですね。」
「あぁ。」
「あの車って誰のでしょうか?」
「あれは阿笠さんの車だな。」
あそこまで原作を知らない私でもさすがに知っている。でも、阿笠博士がなぜここにいるのだろうか?
一応、沖矢昴の車に赤井秀一が乗ってきているとばれては大変なので隠れるように車を止める。近くで見るとまた見事なお城で。赤井さんと城へ入ろうと扉を開けようとした。
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