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「スコープは光が反射してしまうかもしれないから。ギリギリまで隠しておく。」




「蜂谷のお姉ちゃん?」




「蜂谷さん?」




さっきから、チラチラ見えていますよ。スコープの光が。
きっと自分がここにいることを知らせるためにわざと見せているんですよね。だって、あなたほどの人がそんな簡単なヘマをするとは思えない。




絶対いるって信じていました。




コナンくんの代わりはあなたしかいない。




毛利さんがあの時、妃さんを撃った理由はわかっている。激情し、その場から逃走しようとする犯人にとって、怪我をして動けない人質は足手まといでしかない。だからあの時毛利さんは妃さんを撃った。犯人を逮捕するためじゃなく、人質を助けるために。




自分の左手で自分の左足を指差す。目線はスコープの方。




「赤井さん、撃ってください。」




ライフルから放たれた銃弾は私の足を掠めるように過ぎ去っていった。足の傷が痛くて立ってられない。耳元、というか頭の上で沢木公平が何かを叫んでいるが聞くこともできずその場に倒れこむ。斜めになってる地面が私をどんどんと海の方へ運んでいるのがわかった。




「蜂谷さん!」




どんどんと運ばれていく感覚が無くなったと思ったら今度は中に浮く感覚に襲われる。あぁ、私安室さんに抱えられて。




「あ、あ、安室さん!」




「はい?」




「下ろしてください!!!」




「ダメです、怪我をしているんですから、おとなしくしていてください。」




沢木公平は毛利さんのみごとな一本背負いでお縄となった。




途中沢木公平が自分で設置した爆弾で爆発した足場が悪くなり、危うく海へ真っ逆さまになりそうだったが毛利さん、目暮警部の助けにより休止に一生を経た。「死なせろ!」と叫ぶ声を聞いたがその後毛利さんが発した沢木公平と目暮警部にしか聞こえない声は沢木公平に響いたのだろう。




沢木公平の呼んでいたヘリが応援を呼んでいたらしく、私たちはそれに乗り込み《アクアクリスタル》を後にした。


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