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赤井さんがまさか赤井さんのままで迎えに来るとは思っておらず、会って早々素っ飛んきょな声を上げてしまったのは恥ずかしい。なにを話すわけではないのだが暗い中を二人で並んで歩いているのは凄く心地がいい。




工藤宅について赤井さんのちょうど作り過ぎてしまったカレーをいただき、部屋の本を読んでまったりしていると、いきなり赤井さんに本を取り上げられた。




「ちょっと。」




「足は、大丈夫か?」




「・・・はい、もう大丈夫です。」




「痛い思いをさせたな。」




「私が撃ってくれって言ったようなもんですから。」




「もうこんなことはに2度とごめんだ。」




「フフフ、そうですね・・・っ。」




ソファーに押し倒され、赤井さんと電球と天井しか見えない。赤井さんを正面から見上げたことはないからびっくりしてしまう。




「赤井さん?」




「・・・。」




「どうし・・んっ。」




赤井さんから落ちてきたのは言葉で無くて口付けだった。もう何が何だかわからない。もしかしたらまだ返事をしない私に痺れを切らしてしまったのだろうか。さようなら私の貞操。




「なんですか?」




「・・・欲求に。」




「は?」




「欲求に忠実な猟犬なだけだ。」




そう言ってまた口付けようとする赤井さんの口を両手で静止してみると、絶対に怒っています、機嫌が悪いです。という顔をしている。




「赤井さん、猟犬なら「待て」もできますよね。」




「・・・。」




「必ず、返事をしますから。もう少しだけ時間をください。」




「・・・仕方がない。」




重みがなくなって体を起こすとタバコに火をつける赤井さん、しかし手に持っているタバコは普段彼が吸っているものでは無く、私が吸っているものだった。




「タバコ、変えたんですか?」




「いや、これは。お前に会えない寂しさを紛らわすのに吸っている。」




「な・・・。」




「照れるな照れるな。」




「て、照れてなんかいません!!!」




「ククク。」




「赤井さん。」




「なんだ?」




「それオカズになんかしてないですよね。」




「女としてあるまじき発言だな。」




「キャー、赤井さん変態!」




「本当に襲うぞ。」


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