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コナンSIDE




飛行船から強制的に降ろされちまったが、キッドのおかげでなんとか佐久島に上陸を果たしキッドと共にどうやって飛行船への帰還を果たすか、考えを巡らせている。




が、その前に。ハイジャック犯と殺人バクテリアと爆弾をのっけた飛行船が大阪に向かっていることを同じ高校生探偵に知らせないと。




「おう、今どこや?」




「三河湾にある佐久島だ。」




「なんやまだそんな所か?」




「しょうがねーだろ、降ろされちまったんだから。」




「降ろされた!?」




「実はな、服部・・・。」




電話口の向こうから大きな声が聞こえてくる、しょうがないだろう。なんたって今話題の殺人バクテリアが乗ってるんだから。




「爆弾と、殺人バクテリアとハイジャック犯を乗せた飛行機がそっちに向かってるんだよ。」




「そ、そりゃ豪勢やのぉ。」




「すでに感染者も3人出てる。」




「4人だ、水川ってディレクターも右の手のひらに発疹が出た。」




「ってことだ、一応知らせとこうと思ってな。」




「で、お前は平気なのか?」




「あぁ、今の所はな。」




警視庁のヘリがみえたから、目暮警部に工藤新一の声で電話をかける、自分を拾ってほしいと。幸いなことに俺の隣には変装の達人である怪盗キッドがいるし、こいつが工藤新一に化けてくれれば問題はないだろう。これで飛行船に戻れる。




ヘリを待っている間に赤井さんから電話が入った。なんでも蜂谷さんが赤井さんに連絡をし、ハイシャック犯が海外で行動をしている形跡があるから調べてほしいと電話をしたらしい。ハイジャック犯のデータを赤井さんのパソコンに転送するというプレゼント付きで。




赤井さんの話だともう蜂谷さんが感染していることは知っているようで、自分も今すぐにそちらに向かいたいと言ってはいるが、生憎 FBIとして日本に置いてあるヘリがないためこちらに着くのはどう頑張っても今日の夜中か明日の明け方。事件がどう転ぶかはわからないが事件が解決した後になるだろうと。




蜂谷さんは自室へ行ったはずだが水川さんと一緒に喫煙室にいるらしい。メールが転送できるってことはパソコンを持ったまま喫煙室に入れられたのか?それよりも、ハイジャック犯の情報はどこから来たものなのか、どうして蜂谷さんがその情報を誰よりも早く手に入れられたかは謎だ。




「お、名探偵。迎えが来たぜ。」




とりあえず、事件を解決するほうが先だな。



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