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「やっぱり来たか。」




「やっぱり来たか、じゃないですよ藤岡さん。」




「まさかお嬢さんがあの団体のメンバーだったとはな。」




「気がついていたんですか?」




「俺たちの情報が漏れていると部下から連絡があった、それも殺人バクテリアを飛行船に撒いたとこちらがネットにあげる前に、そう考えるとあんたしかいないだろう?」




「わかっていたのにどうして野放しにしたんですか?」




「さぁ、なんでろうな?」




藤岡さんは発疹まみれの顔をこちらに向けている、かく言う私もめを擦ったりなんだりと触りまくったので発疹があちらこちらにあるわけだが。




「私の仲間を騙した代償を取ってもらいたいんです。」




「別に騙した覚えはないぜ?」




「契約違反です。」




「知ったことじゃねーな。」




「反省はしていないようですね。」




「まぁな。」




「では、さようなら藤岡隆道さん。」




「誄姉ちゃん!!」




コナンくんが血相を変えてくるものだからかなり驚いた。私が藤岡さんを殺そうとしているとでも思ったんだろう、私の前に立ち私の腕を掴んで何かを静止するような様子だ。コナンくんは私の前で犯人に向き直るとこう続けた。


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