「AAAさんおはよう!」
でっけぇ声だな。
廊下側のちょうど窓が開く席に陣取る私に廊下からにっこにこの笑顔と爆音か?という声を上げるハナガキタケミチ君。君、朝から元気だね。うるせぇ。というか彼女持ちなら彼女以外の女の子に話しかけるのをちょっとは躊躇ったりした方がよくないですか。煩い。場を考えて欲しい。
…なんていう沢山の言葉が溢れ出しそうな私の口は、ちゃんと「おはよう」だけを返してくれた。顔が引き攣ってるとかは気にしてはいけない。いや顔にはでてないっぽいからセーフか?
彼は隣の赤リーゼント「センドウアツシ」君と、昨日3人で固まってこちらにやってきていた眼鏡の「ヤマギシカズシ」君、オールバックの「スズキマコト」君、ロン毛の「ヤマモトタクヤ」君、みんなちょっとだけ知っていて知らなかった彼ら。そんな4人がなんともいえない顔をしているのに気がついて、昨日説明したじゃんか〜!とわちゃわちゃしだす。
クラスの人たちからの好奇の目線を感じながら、5人の……5匹の犬が戯れあっている風におきかえて眺めておく。犬ならかわいいけど、みんな大概身長のある男子なんだよなぁ?かわいくない。から置き換えて妄想だ。あーわんちゃんかわいいですねー。なんてな。
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