届かない声
リング争奪戦初戦の笹川さんは見事に守護者の使命を体現して勝利した。
2戦目は雷の守護者の戦いで内心ランボ君を戦わせたくないと思いながら彼を戦場へと見送り、やはりというかランボ君は酷い怪我をして帰ってきた。
僕が我慢できなくなる前にツナ君がランボ君を守るべく動いたことで失格扱いになって、ランボ君の雷のリングだけでなくツナ君の大空のリングまでヴァリアーに渡ってしまった。
理不尽過ぎる。
そしてその時のザンザス様の9代目に何かをしたと取れる発言を受けて、家光さんはイタリアへと経った。
当然お父さんも家光さんについていった。
正直、いや正直ってほどでもないけど、お父さんの説教やお小言には辟易としていたので、こればかり気が楽になった。
そして今日は嵐戦の日だった。
正直心配過ぎる。
獄寺君が無茶をする所をつい最近見たばかりだから。
獄寺君は勝負開始のギリギリに到着した。
チェルベッロがルール説明を終えると、シャマル先生が現れた。
チェルベッロ2人の胸を揉んでの登場で、彼のそういう性質は知っている僕もついドン引きしてしまった。
「何してんだよ、おめーは!!」
「ほら……バリーンって音したからさぁ、ケガ人はいねーかと思って駆けつけたのよ。お前の勝負の冷やかしも兼ねてな。」
「けっ」
「ってわけでオレこっちつくからよろしくな、喪服の連中ーーっ」
喪服の連中という単語がツボって、思わず吹き出してしまった。
「あっ、今日も可愛いねー優希ちゃん!」
シャマル先生は僕に抱きつこうとしてくるのでスクーデで防御しようとした。
でもその前に獄寺君が動いて、シャマル先生の後ろの襟を掴んだ。
「いい加減にしやがれ!このスケコマシが!!」
獄寺君って結構ピュアだよなぁ。
こんなことで顔赤くしちゃって可愛い。
「はー、仕方ねーな。」
シャマル先生は頭をかいて、僕から距離を取った場所に陣取った。
笹川さんが円陣をすると言い出して獄寺君は嫌がったけれど、ツナ君の説得に応じて気合いを入れて円陣を組むことになった。
ランボ君の尻尾も円陣に入れるという話になり、なぜか僕までメンバーに指名された。
「10代目、守屋もボンゴレだから入れませんか?」
「え?僕?」
「確かに。優希も当事者だし。」
ツナ君に腕を引っ張られていつの間にか円の中に僕はいた。
ツナ君と笹川さんにがっしり肩を組まれた。
うん、これは問答無用でやる流れだ。
「よし!!いくぜ!!獄寺ーッファイッ」
「「「「「オーーーー!!!!」」」」」
案の定、獄寺君は生死が分かれる場面で勝利に執着した。
みんなの声もシャマル先生の制止も今の獄寺君には届かない。
「お願い!獄寺君!戻ってきて!」
「ダメだ!ここは死んでも引き下がれねぇ!!」
僕の声も当然届かなかった。
もう獄寺君を止められないのか そう思った時、ツナ君が獄寺君に一喝した。
「ふざけるな!!何の為に戦っていると思ってるんだよ!!またみんなで雪合戦するんだ!!花火見るんだ!!だから戦うんだ!!だから強くなるんだ!!またみんなで笑いたいのに君が死んだら意味がないじゃないか!!!」
「10代目…」
獄寺君の動きが止まった同時に警報音が鳴って、彼のいた図書室が爆発した。
「獄寺君…獄寺君!」
「獄寺!!」
「あのバカ…」
僕も含めみんなが獄寺君の生存を諦めた。
でも、リボーン様は何かに気付いたようだった。
「あそこ見ろ」
リボーン君の視線の先を辿ると、怪我をしてボロボロの獄寺君がいた。
彼はヨロヨロと覚束ない足取りでこちらへ向かってきた。
シャマル先生が赤外線センサーが止まっている事を教えてくれたので、僕たちは獄寺の下に駆けつけた。
1番速かったのは僕で獄寺君が地面にぶつかる前に彼の体をキャッチして壁に寄りかかるように座らせた。
「すいません…10代目……。リングとられるってのに、花火見たさに戻ってきちまいました…。」
「よかった……獄寺君…本当に…良かった…!」
ツナ君は涙目で獄寺君にお礼まで伝える。
僕も同じ気持ちだったので便乗した。
「僕からも…ありがとう、獄寺君。生きて帰ってきてくれて。」
「なっ……あ、お、おう。」
獄寺君は照れたのか顔を赤くして視線を逸らした。
やっぱりツンデレだ。
獄寺君は立ち上がって山本君に次を託した。
山本君は笑顔で受諾した。
ただ彼は…うん、まだマフィアごっこだと思ってるんだよなー。
運動神経は抜群だけど、心構え的なものが心配っちゃ心配だ。
僕がそんなことを考えていると獄寺君はフラッとまた倒れかけて、咄嗟に支えた。
「大丈夫?」
「だ…大丈夫だから早く離せ!」
やっぱりツンデレだ。
僕は苦笑いしながら彼をまた壁に寄りかかるように座らせた。
そんなタイミングでチェルベッロが現れ、嵐戦はヴァリアー側の勝利であること、明日の対戦は雨の守護者であることを伝えてきた。
最初に遭遇したヴァリアー、S ・スクアーロが楽しみそうな発言をする。
それに対して楽しみで眠れないなどと言い返すあたり、山本君は結構負けず嫌いだ。
この後校舎を壊されたことに激おこな雲雀さんの乱入があって、それに関してはリボーン様がおさめた。
入れ替わりでディーノさんがやってきて、スクアーロの情報を山本君に伝えていた。
曰くスクアーロに勝つためには流派を超える必要があるらしい。
だいぶ無理ゲーな気がする。
とりあえず獄寺君はロマーリオさんに任せて僕はツナ君と一緒に帰った。
2戦目は雷の守護者の戦いで内心ランボ君を戦わせたくないと思いながら彼を戦場へと見送り、やはりというかランボ君は酷い怪我をして帰ってきた。
僕が我慢できなくなる前にツナ君がランボ君を守るべく動いたことで失格扱いになって、ランボ君の雷のリングだけでなくツナ君の大空のリングまでヴァリアーに渡ってしまった。
理不尽過ぎる。
そしてその時のザンザス様の9代目に何かをしたと取れる発言を受けて、家光さんはイタリアへと経った。
当然お父さんも家光さんについていった。
正直、いや正直ってほどでもないけど、お父さんの説教やお小言には辟易としていたので、こればかり気が楽になった。
そして今日は嵐戦の日だった。
正直心配過ぎる。
獄寺君が無茶をする所をつい最近見たばかりだから。
獄寺君は勝負開始のギリギリに到着した。
チェルベッロがルール説明を終えると、シャマル先生が現れた。
チェルベッロ2人の胸を揉んでの登場で、彼のそういう性質は知っている僕もついドン引きしてしまった。
「何してんだよ、おめーは!!」
「ほら……バリーンって音したからさぁ、ケガ人はいねーかと思って駆けつけたのよ。お前の勝負の冷やかしも兼ねてな。」
「けっ」
「ってわけでオレこっちつくからよろしくな、喪服の連中ーーっ」
喪服の連中という単語がツボって、思わず吹き出してしまった。
「あっ、今日も可愛いねー優希ちゃん!」
シャマル先生は僕に抱きつこうとしてくるのでスクーデで防御しようとした。
でもその前に獄寺君が動いて、シャマル先生の後ろの襟を掴んだ。
「いい加減にしやがれ!このスケコマシが!!」
獄寺君って結構ピュアだよなぁ。
こんなことで顔赤くしちゃって可愛い。
「はー、仕方ねーな。」
シャマル先生は頭をかいて、僕から距離を取った場所に陣取った。
笹川さんが円陣をすると言い出して獄寺君は嫌がったけれど、ツナ君の説得に応じて気合いを入れて円陣を組むことになった。
ランボ君の尻尾も円陣に入れるという話になり、なぜか僕までメンバーに指名された。
「10代目、守屋もボンゴレだから入れませんか?」
「え?僕?」
「確かに。優希も当事者だし。」
ツナ君に腕を引っ張られていつの間にか円の中に僕はいた。
ツナ君と笹川さんにがっしり肩を組まれた。
うん、これは問答無用でやる流れだ。
「よし!!いくぜ!!獄寺ーッファイッ」
「「「「「オーーーー!!!!」」」」」
× × × × × × × × × × ×
案の定、獄寺君は生死が分かれる場面で勝利に執着した。
みんなの声もシャマル先生の制止も今の獄寺君には届かない。
「お願い!獄寺君!戻ってきて!」
「ダメだ!ここは死んでも引き下がれねぇ!!」
僕の声も当然届かなかった。
もう獄寺君を止められないのか
「ふざけるな!!何の為に戦っていると思ってるんだよ!!またみんなで雪合戦するんだ!!花火見るんだ!!だから戦うんだ!!だから強くなるんだ!!またみんなで笑いたいのに君が死んだら意味がないじゃないか!!!」
「10代目…」
獄寺君の動きが止まった同時に警報音が鳴って、彼のいた図書室が爆発した。
「獄寺君…獄寺君!」
「獄寺!!」
「あのバカ…」
僕も含めみんなが獄寺君の生存を諦めた。
でも、リボーン様は何かに気付いたようだった。
「あそこ見ろ」
リボーン君の視線の先を辿ると、怪我をしてボロボロの獄寺君がいた。
彼はヨロヨロと覚束ない足取りでこちらへ向かってきた。
シャマル先生が赤外線センサーが止まっている事を教えてくれたので、僕たちは獄寺の下に駆けつけた。
1番速かったのは僕で獄寺君が地面にぶつかる前に彼の体をキャッチして壁に寄りかかるように座らせた。
「すいません…10代目……。リングとられるってのに、花火見たさに戻ってきちまいました…。」
「よかった……獄寺君…本当に…良かった…!」
ツナ君は涙目で獄寺君にお礼まで伝える。
僕も同じ気持ちだったので便乗した。
「僕からも…ありがとう、獄寺君。生きて帰ってきてくれて。」
「なっ……あ、お、おう。」
獄寺君は照れたのか顔を赤くして視線を逸らした。
やっぱりツンデレだ。
獄寺君は立ち上がって山本君に次を託した。
山本君は笑顔で受諾した。
ただ彼は…うん、まだマフィアごっこだと思ってるんだよなー。
運動神経は抜群だけど、心構え的なものが心配っちゃ心配だ。
僕がそんなことを考えていると獄寺君はフラッとまた倒れかけて、咄嗟に支えた。
「大丈夫?」
「だ…大丈夫だから早く離せ!」
やっぱりツンデレだ。
僕は苦笑いしながら彼をまた壁に寄りかかるように座らせた。
そんなタイミングでチェルベッロが現れ、嵐戦はヴァリアー側の勝利であること、明日の対戦は雨の守護者であることを伝えてきた。
最初に遭遇したヴァリアー、
それに対して楽しみで眠れないなどと言い返すあたり、山本君は結構負けず嫌いだ。
この後校舎を壊されたことに激おこな雲雀さんの乱入があって、それに関してはリボーン様がおさめた。
入れ替わりでディーノさんがやってきて、スクアーロの情報を山本君に伝えていた。
曰くスクアーロに勝つためには流派を超える必要があるらしい。
だいぶ無理ゲーな気がする。
とりあえず獄寺君はロマーリオさんに任せて僕はツナ君と一緒に帰った。
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