同情と後悔、そして集結
チョイスの日の翌朝、僕は並盛の裏山の湖の近くで息を潜めていた。
ここにいるのは僕だけじゃない。
笹川さんとバジル君、太猿さんに野猿さん、そしてランボ君も一緒だ。
昨日ユニちゃんはもう逃げないと宣言した。
ここが決戦の場になるからと。
なんとなくだけど、ユニちゃんといい六道骸といい、時間稼ぎをしているような気がする。
ユニちゃんは一体何を狙ってるんだろう?
多分変な目的ではないと思うけど、増援とかが見込めるとは思えないから、それ以外の逆転の一手だろうか?
いや、考えてもしょうがないな。
ユニちゃん曰く白蘭は全てのパラレルワールドで1つしか実体を持っていないから、倒せば白蘭のいる未来のない過去へ帰れるらしいから。
この戦いに全てを賭けるしかない。
だから、ランボ君を連れてきた。
本当は連れてきたくなかった。
獄寺君達が待ち伏せている方で爆発音がする。
あちらは戦闘が始まったらしい。
こっちにはユニちゃんの予知で奇襲があるとわかっている方角で、入江さんの読みでは桔梗が来るとのことだった。
雲属性の増殖に対処するにはやっぱり雲属性の増殖が有効打だ。
雲雀さんがいない今の状況で雲属性を扱えるのは獄寺君と僕のみ。
でも獄寺君はあくまで嵐が主属性って感じで雲は副属性だ。
物量攻撃に対抗するには雲属性のロボを中心に戦略を組み立てられる僕の方が適任だ。
だから防御専門の僕もユニちゃんの傍ではなく、前線へ出てきた。
桔梗の姿が視認できて、バジルさんのアルフィンが先制攻撃を仕掛け、太猿さんと野猿さんが嵐の大鎌で攻撃を放つ。
みんなの攻撃をロボの咆哮で増殖させた。
激しい攻撃に水柱が何本も立ち、煙が辺りに立ち込める。
間違いなく攻撃は当たったはずだけど、煙が晴れると無傷の桔梗が浮いていた。
これはまずい、こっちの戦力で無傷なのは僕とランボ君しかいないのに。
「ハハン、これほどの敵が待ち伏せているとは正直驚きましたよ。」
余裕の笑みを浮かべる桔梗に歯噛みする。
「くそう、一撃で仕留められなかった………」
「ちっくしょ〜!!」
「よくやったぞ、太猿、野猿!!」
「ここからは拙者達に任せてください!!」
悔しがる太猿さんと野猿さんと違い、笹川さんとバジル君は一撃では無理だと悟っていたのか冷静に桔梗を倒すことを考えている。
「お前達も酷いケガをしているではないか!第一…こんなチビまで連れてきちまってどういうつもりだ!!」
太猿さんの主張は最もだと思う。
僕だってランボ君を連れて来たくはなかった。
でもランボ君はボンゴレ匣 を取り扱える。
戦力として数えられるのは当然のことだ。
「タザル、知らないの?ランボさん、強いんだよ!!ウチューとかチキューとかで1番強いんだよ!!」
昨日のリボーン様の言葉で調子に乗っているランボ君はそんなことを言う。
彼は大人の都合で自分の命がベットされていることを理解していない。
「ランボを戦わせるつもりはない!!」
「桔梗は我々が倒してみせます!!」
「そういうことです、太猿さん。大丈夫、僕がランボ君のこともあなた達のことも守ります。」
僕らが前に出ると桔梗は鼻で笑う。
「ハハン、私を倒すですって?もしや、戦士の数が上回っていれば勝てるとでも?我々が部下を連れてこないのは自分達だけで事足りるからですよ。」
「何!?」
「あなた達にはこの匣 1つで充分です。ユニ様を一刻も早くお連れしたいので、早速失礼しますよ。」
その言葉がハッタリじゃないのは落ちて来た動物を見てすぐわかった。
それらは、種類はわからないけどどう見ても現代にはいない生き物 恐竜だったから。
どこからどう見ても肉食の。
僕はランボ君を片手で抱えて、真っ先に狙われた野猿さんを庇う。
笹川さん、バジル君、太猿さんは自分で対処しているけど防戦一方だ。
「悟空!八戒!悟浄!太猿さん野猿さんを守って!マリオはバジル君!ルイージは了平さん!サツマはみんなのフォローを!ロボ!」
ロボは1匹1匹対処してたけど、僕の方へ向かってくる。
みんなが攻勢に出れなければ僕のロボの咆哮による増殖は意味を為さない。
他の子達は防御で精一杯だから、僕とロボだけで桔梗に攻撃するしかない。
というか構わず突っ込めるのが僕しかいない。
「ランボ君、しっかり捕まってて!!」
「うわああああん!!やだあ〜!!怖いいい゛い゛い゛!!」
大声で泣き叫んでるけど構ってる暇はなかった。
「マリオ!!槍!!」
マリオは針を拡大させてちょうど槍投げ用のものと同じくらいのサイズの槍を作って僕に投げてくる。
それを受け取って桔梗に向かう。
雷の炎を槍にまとわせて桔梗を突く。
桔梗は綺麗に躱わす。
正直その動きは華麗だ。
「ルイージ!援護!!」
ルイージは照準を桔梗に合わせ針を間髪入れずに撃ちまくる。
「ワオーーーーン!!」
ロボの咆哮で雲かける雲の作用で針は一気に増殖し、針の雨を降らす。
桔梗は植物の蔦のようなもので防御してくる。
一気に増殖させながら。
増殖対増殖の勝負だ。
「絶対勝つ!!」
「ハハン、その程度のリングじゃ私の増殖には勝てませんね。」
「…っ!!」
次の瞬間には蔦がこっちに向かってきて、ロボの足を取られていた。
僕らは真っ逆さまに湖に向かって落ちる。
まずい、水に衝突する時の衝撃はスクーデで防げるけど、勢いがなくなった後はスクーデが解けて水責めに遭ってしまう。
そのタイミングを桔梗が逃すとは思えない。
僕は多少水中戦が長くなっても問題ないけど、ランボ君は息が続かない。
咄嗟に太猿さんが視界に入り、その軌道上に恐竜がいないことに気付いて、ランボ君には悪いと思いつつも全力で太猿さんに向けてランボ君をぶん投げた。
「太猿さん!!!」
目が合った太猿さんは飛び出して、ランボ君の方へ向かってくれる。
それを見て一安心した後、僕は大きく息を吸い込んだ。
僕とロボは湖に叩きつけられた。
スクーデを張って衝撃は湖側に返した。
恐らく普通に人が落ちた時よりも高い水柱が立っただろう。
勢いが相殺されて湖の底に向かって落ちる力と浮力が釣り合った頃、ランボ君を連れて来たことをやっぱり後悔した。
4歳の時、僕は初めて使命について説明を受けたけど、てんでその説明を理解できなかった。
自分に特殊能力があることさえ、僕の中では当たり前のことで人と全然違うなんて知らないから、早くコントロールできるようにと厳しい訓練を受けさせられる意味がわからなかった。
ランボ君もここ最近僕と全く同じ状況だったと思う。
多分、ランボ君の家庭教師 に獄寺君が選ばれたのは僕だと彼を甘やかすからだろう。
リボーン様は僕がランボ君に同情してることをきっとわかってた。
僕と笹川さんはリボーン様からランボ君の本気を出すスイッチを教えてもらってる。
僕はそれを押せなかった。
笹川さんは押せるだろうか?
やはりというか、桔梗は水中に蔦を伸ばして僕らが浮上するのを足止めしてくる。
ロボは一旦底へ潜り込む。
僕はリングに炎を灯して、ロボに追加で炎を供給した。
ロボはスピードを上げて蔦が絡まり合う範囲から抜け出し、水面へ向けて急上昇する。
僕らが水面から顔を出して状況を確認すると、ランボ君がボンゴレ匣 を開匣して形態変化 していた。
ああ、笹川さんはランボ君を一人前の仲間 だと認めて、戦わせることを選んだんだな。
「ママ〜〜〜〜〜ン!!!」
大泣きしながらランボ君は盾から激しい雷撃を放ち、全ての恐竜達を全滅させた。
「ハハン、雲 ヴェロキラプトルを倒すとは遊びは通用しないようですね。」
桔梗は胸元を開け、その埋め込まれた匣 にリングの炎を注ぎ、修羅開匣をした。
紫色の光を放って、何かが水中を通ってこちらへ向かってきた。
「ロボ!!」
ロボと僕は蛇のような複数の長い何かに狙われて、僕自身は防御できたけど、ロボは体が大き過ぎて僕の守備範囲には入らなかった。
「キャゥン!!」
「ロボ!!辛いだろうけど水中から上がって!!」
ロボは力を振り絞って湖から飛んで出た。
そして桔梗の全体像を見て言葉を失った。
腰から生えてる幾筋の線の先にあるのはまた恐竜の頭。
ケルベロスも八岐大蛇 も真っ青なくらいの数の恐竜の頭が僕らを狙っていた。
「私の体は肉食スピノサウルスの姿を雲の炎で変形増殖させており、原形を留めていないのです。自ら言うのも何ですが、真 六弔花最強の戦闘力を誇っています。」
ザクロやブルーベルの修羅開匣を見た訳じゃないけど、多分彼の主張は間違いない。
結局世の中物量攻撃に勝るものはない。
「相手にとって不足はない…。ここはボンゴレ晴の守護者、笹川了平が相手になる!」
「笹川さん!!ここは僕が!!」
「拙者も戦います!!」
「いいや、ここはオレ1人で行く!!」
笹川さんのボクシング魂が顔を出したらしい。
こうなると山本君より厄介だ。
僕は急いで笹川さん達に合流した。
「オレのスタイルは1対1の方が戦いやすい。それにおまえはケガが酷いではないか。」
「な…酷いケガは笹川殿も!!」
「バジル君の言う通りです。ここは僕に任せてください。」
「心配はいらん。3分。1R で倒してみせる。」
その言葉を聞いて、僕とバジル君は笹川さんがボンゴレ匣 で応戦するのだとわかった。
多分ここからの3分間の笹川さんは無敵だ。
幻騎士戦の反省を踏まえれば加勢すべきだけど、多分その3分間は誰よりも特攻力があるはずだから……。
「3分で決着がつかなければ、僕が前に出ます。」
「ああ、そうしてくれ。我流!!ブレイクだ!!」
笹川さんは漢我流に形態変化 をさせてナックルの極限 ブレイクで桔梗と応戦した。
僕はランボ君、バジル君、太猿さん、野猿さんを1ヶ所に集結させ、笹川さんが気兼ねなく戦えるよう守備に専念した。
晴の超活性で何倍ものパワーとスピードで桔梗に向かった笹川さんは桔梗を追い詰めた………ように見えたけど、タイムリミットが来てしまった。
超活性の反動で苦しむ笹川さんを見て僕とバジル君は早速助けに 行かなかった。
笹川さんが稼いだ3分で六道骸から接触があったから。
幻覚を使って真 六弔花の戦闘データを取りたいから、しばらく時間をくれと。
その話に乗らない手はないと思い、僕達は六道骸に全てを任せた。
さすがボンゴレ屈指の術士といった感じで、彼はスピノサウルスが地中からも攻撃できるというデータを引き出した。
増援に来ていたヴァリアーのボス、ザンザスがスピノサウルスの餌食になる幻覚を見せた後、スピノサウルスの頭を犠牲者の頭に挿げ替えるという趣味の悪い幻覚を見せた後、六道骸は姿を現した。
騙された事実に驚愕しつつも真 六弔花の3人はすぐに冷静さを取り戻した。
なんなら、現れた六道骸がクロームちゃんに憑依した六道骸ではなく、脱獄した本物の六道骸だという事実に僕らの方が驚いた。
そしてボンゴレ、ミルフィオーレ共に大半の戦力がここに集結しており、まさにこの場が決戦の地になると確信して戦闘を開始してすぐ、奴は現れた。
白蘭に似た不気味な化け物、GHOSTが 。
ここにいるのは僕だけじゃない。
笹川さんとバジル君、太猿さんに野猿さん、そしてランボ君も一緒だ。
昨日ユニちゃんはもう逃げないと宣言した。
ここが決戦の場になるからと。
なんとなくだけど、ユニちゃんといい六道骸といい、時間稼ぎをしているような気がする。
ユニちゃんは一体何を狙ってるんだろう?
多分変な目的ではないと思うけど、増援とかが見込めるとは思えないから、それ以外の逆転の一手だろうか?
いや、考えてもしょうがないな。
ユニちゃん曰く白蘭は全てのパラレルワールドで1つしか実体を持っていないから、倒せば白蘭のいる未来のない過去へ帰れるらしいから。
この戦いに全てを賭けるしかない。
だから、ランボ君を連れてきた。
本当は連れてきたくなかった。
獄寺君達が待ち伏せている方で爆発音がする。
あちらは戦闘が始まったらしい。
こっちにはユニちゃんの予知で奇襲があるとわかっている方角で、入江さんの読みでは桔梗が来るとのことだった。
雲属性の増殖に対処するにはやっぱり雲属性の増殖が有効打だ。
雲雀さんがいない今の状況で雲属性を扱えるのは獄寺君と僕のみ。
でも獄寺君はあくまで嵐が主属性って感じで雲は副属性だ。
物量攻撃に対抗するには雲属性のロボを中心に戦略を組み立てられる僕の方が適任だ。
だから防御専門の僕もユニちゃんの傍ではなく、前線へ出てきた。
桔梗の姿が視認できて、バジルさんのアルフィンが先制攻撃を仕掛け、太猿さんと野猿さんが嵐の大鎌で攻撃を放つ。
みんなの攻撃をロボの咆哮で増殖させた。
激しい攻撃に水柱が何本も立ち、煙が辺りに立ち込める。
間違いなく攻撃は当たったはずだけど、煙が晴れると無傷の桔梗が浮いていた。
これはまずい、こっちの戦力で無傷なのは僕とランボ君しかいないのに。
「ハハン、これほどの敵が待ち伏せているとは正直驚きましたよ。」
余裕の笑みを浮かべる桔梗に歯噛みする。
「くそう、一撃で仕留められなかった………」
「ちっくしょ〜!!」
「よくやったぞ、太猿、野猿!!」
「ここからは拙者達に任せてください!!」
悔しがる太猿さんと野猿さんと違い、笹川さんとバジル君は一撃では無理だと悟っていたのか冷静に桔梗を倒すことを考えている。
「お前達も酷いケガをしているではないか!第一…こんなチビまで連れてきちまってどういうつもりだ!!」
太猿さんの主張は最もだと思う。
僕だってランボ君を連れて来たくはなかった。
でもランボ君はボンゴレ
戦力として数えられるのは当然のことだ。
「タザル、知らないの?ランボさん、強いんだよ!!ウチューとかチキューとかで1番強いんだよ!!」
昨日のリボーン様の言葉で調子に乗っているランボ君はそんなことを言う。
彼は大人の都合で自分の命がベットされていることを理解していない。
「ランボを戦わせるつもりはない!!」
「桔梗は我々が倒してみせます!!」
「そういうことです、太猿さん。大丈夫、僕がランボ君のこともあなた達のことも守ります。」
僕らが前に出ると桔梗は鼻で笑う。
「ハハン、私を倒すですって?もしや、戦士の数が上回っていれば勝てるとでも?我々が部下を連れてこないのは自分達だけで事足りるからですよ。」
「何!?」
「あなた達にはこの
その言葉がハッタリじゃないのは落ちて来た動物を見てすぐわかった。
それらは、種類はわからないけどどう見ても現代にはいない生き物
どこからどう見ても肉食の。
僕はランボ君を片手で抱えて、真っ先に狙われた野猿さんを庇う。
笹川さん、バジル君、太猿さんは自分で対処しているけど防戦一方だ。
「悟空!八戒!悟浄!太猿さん野猿さんを守って!マリオはバジル君!ルイージは了平さん!サツマはみんなのフォローを!ロボ!」
ロボは1匹1匹対処してたけど、僕の方へ向かってくる。
みんなが攻勢に出れなければ僕のロボの咆哮による増殖は意味を為さない。
他の子達は防御で精一杯だから、僕とロボだけで桔梗に攻撃するしかない。
というか構わず突っ込めるのが僕しかいない。
「ランボ君、しっかり捕まってて!!」
「うわああああん!!やだあ〜!!怖いいい゛い゛い゛!!」
大声で泣き叫んでるけど構ってる暇はなかった。
「マリオ!!槍!!」
マリオは針を拡大させてちょうど槍投げ用のものと同じくらいのサイズの槍を作って僕に投げてくる。
それを受け取って桔梗に向かう。
雷の炎を槍にまとわせて桔梗を突く。
桔梗は綺麗に躱わす。
正直その動きは華麗だ。
「ルイージ!援護!!」
ルイージは照準を桔梗に合わせ針を間髪入れずに撃ちまくる。
「ワオーーーーン!!」
ロボの咆哮で雲かける雲の作用で針は一気に増殖し、針の雨を降らす。
桔梗は植物の蔦のようなもので防御してくる。
一気に増殖させながら。
増殖対増殖の勝負だ。
「絶対勝つ!!」
「ハハン、その程度のリングじゃ私の増殖には勝てませんね。」
「…っ!!」
次の瞬間には蔦がこっちに向かってきて、ロボの足を取られていた。
僕らは真っ逆さまに湖に向かって落ちる。
まずい、水に衝突する時の衝撃はスクーデで防げるけど、勢いがなくなった後はスクーデが解けて水責めに遭ってしまう。
そのタイミングを桔梗が逃すとは思えない。
僕は多少水中戦が長くなっても問題ないけど、ランボ君は息が続かない。
咄嗟に太猿さんが視界に入り、その軌道上に恐竜がいないことに気付いて、ランボ君には悪いと思いつつも全力で太猿さんに向けてランボ君をぶん投げた。
「太猿さん!!!」
目が合った太猿さんは飛び出して、ランボ君の方へ向かってくれる。
それを見て一安心した後、僕は大きく息を吸い込んだ。
僕とロボは湖に叩きつけられた。
スクーデを張って衝撃は湖側に返した。
恐らく普通に人が落ちた時よりも高い水柱が立っただろう。
勢いが相殺されて湖の底に向かって落ちる力と浮力が釣り合った頃、ランボ君を連れて来たことをやっぱり後悔した。
4歳の時、僕は初めて使命について説明を受けたけど、てんでその説明を理解できなかった。
自分に特殊能力があることさえ、僕の中では当たり前のことで人と全然違うなんて知らないから、早くコントロールできるようにと厳しい訓練を受けさせられる意味がわからなかった。
ランボ君もここ最近僕と全く同じ状況だったと思う。
多分、ランボ君の
リボーン様は僕がランボ君に同情してることをきっとわかってた。
僕と笹川さんはリボーン様からランボ君の本気を出すスイッチを教えてもらってる。
僕はそれを押せなかった。
笹川さんは押せるだろうか?
やはりというか、桔梗は水中に蔦を伸ばして僕らが浮上するのを足止めしてくる。
ロボは一旦底へ潜り込む。
僕はリングに炎を灯して、ロボに追加で炎を供給した。
ロボはスピードを上げて蔦が絡まり合う範囲から抜け出し、水面へ向けて急上昇する。
僕らが水面から顔を出して状況を確認すると、ランボ君がボンゴレ
ああ、笹川さんはランボ君を一人前の
「ママ〜〜〜〜〜ン!!!」
大泣きしながらランボ君は盾から激しい雷撃を放ち、全ての恐竜達を全滅させた。
「ハハン、
桔梗は胸元を開け、その埋め込まれた
紫色の光を放って、何かが水中を通ってこちらへ向かってきた。
「ロボ!!」
ロボと僕は蛇のような複数の長い何かに狙われて、僕自身は防御できたけど、ロボは体が大き過ぎて僕の守備範囲には入らなかった。
「キャゥン!!」
「ロボ!!辛いだろうけど水中から上がって!!」
ロボは力を振り絞って湖から飛んで出た。
そして桔梗の全体像を見て言葉を失った。
腰から生えてる幾筋の線の先にあるのはまた恐竜の頭。
ケルベロスも
「私の体は肉食スピノサウルスの姿を雲の炎で変形増殖させており、原形を留めていないのです。自ら言うのも何ですが、
ザクロやブルーベルの修羅開匣を見た訳じゃないけど、多分彼の主張は間違いない。
結局世の中物量攻撃に勝るものはない。
「相手にとって不足はない…。ここはボンゴレ晴の守護者、笹川了平が相手になる!」
「笹川さん!!ここは僕が!!」
「拙者も戦います!!」
「いいや、ここはオレ1人で行く!!」
笹川さんのボクシング魂が顔を出したらしい。
こうなると山本君より厄介だ。
僕は急いで笹川さん達に合流した。
「オレのスタイルは1対1の方が戦いやすい。それにおまえはケガが酷いではないか。」
「な…酷いケガは笹川殿も!!」
「バジル君の言う通りです。ここは僕に任せてください。」
「心配はいらん。3分。1
その言葉を聞いて、僕とバジル君は笹川さんがボンゴレ
多分ここからの3分間の笹川さんは無敵だ。
幻騎士戦の反省を踏まえれば加勢すべきだけど、多分その3分間は誰よりも特攻力があるはずだから……。
「3分で決着がつかなければ、僕が前に出ます。」
「ああ、そうしてくれ。我流!!ブレイクだ!!」
笹川さんは漢我流に
僕はランボ君、バジル君、太猿さん、野猿さんを1ヶ所に集結させ、笹川さんが気兼ねなく戦えるよう守備に専念した。
晴の超活性で何倍ものパワーとスピードで桔梗に向かった笹川さんは桔梗を追い詰めた………ように見えたけど、タイムリミットが来てしまった。
超活性の反動で苦しむ笹川さんを見て僕とバジル君は早速助けに
笹川さんが稼いだ3分で六道骸から接触があったから。
幻覚を使って
その話に乗らない手はないと思い、僕達は六道骸に全てを任せた。
さすがボンゴレ屈指の術士といった感じで、彼はスピノサウルスが地中からも攻撃できるというデータを引き出した。
増援に来ていたヴァリアーのボス、ザンザスがスピノサウルスの餌食になる幻覚を見せた後、スピノサウルスの頭を犠牲者の頭に挿げ替えるという趣味の悪い幻覚を見せた後、六道骸は姿を現した。
騙された事実に驚愕しつつも
なんなら、現れた六道骸がクロームちゃんに憑依した六道骸ではなく、脱獄した本物の六道骸だという事実に僕らの方が驚いた。
そしてボンゴレ、ミルフィオーレ共に大半の戦力がここに集結しており、まさにこの場が決戦の地になると確信して戦闘を開始してすぐ、奴は現れた。
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