騙し討ち
しとぴっちゃん達がやってきた翌日の朝、屋上で雲雀さんと至門中からの転入生、鈴木アーデルハイトさんの決闘騒ぎがあって、至門中の面々はシモンファミリーというマフィアであること、もうすぐツナ君の継承式が行われることを知った。
獄寺君達は継承式の報せに喜んでいたけれど、ツナ君の覚悟が決まっていないのは明白だから僕はちょっと複雑だった。
こんな急にボスの座を譲る必要はないだろうから。
授業中チラチラと京子ちゃんを見てるツナ君を見て、きっとボンゴレのボスなんて冗談じゃない、オレは京子ちゃんと結婚できればそれでいいのに、とか思ってるんだろうなーって思って悲しくなった。
なんでツナ君が京子ちゃんが大好きって知ってて好きになっちゃったかな。
どっちにしても、僕がバリエラである以上、恋愛の自由はないんだけれど。
その日の放課後は継承式を邪魔したいペスカファミリーの襲撃があって、ツナ君はますます継承式に消極的になったようだった。
その帰り道、ツナ君が京子ちゃんに声をかけようとしてかけれなくて、しかも京子ちゃんのスカートがめくれてパンツが見えた時に鼻血を出していたのはみんなには内緒だ。
それを、僕をストーカーしているしとぴっちゃんが目撃していたことも。
翌日、ツナ君が襲われたことを知った獄寺君はボンゴレ、シモン合同での警備を提案し、シモンファミリーの回答待ちとなった。
シモンファミリーはその翌日には条件付きで承諾の返事をくれた。
その日は3年生の青葉さんが警護担当で、なぜか笹川さんと勉強対決してツナ君の部屋を破壊していた。
だいぶ意味がわからないけど、本当にあった話だ。
その翌日は野球部の水野君が担当で、ツナ君は警護されに並中に行き、実は水野君が上がり症だということがわかって、僕らは野菜のコスプレをして応援した。
とりあえず水野君が下手したら並中1の腕力を持っていることがわかった。
あの体格は伊達じゃなかった。
水野君の次はしとぴっちゃんが警護担当で夜から蜘蛛みたいにツナ君ん家の屋根にぶら下がってた。
さすがに様子が気になって、明け方に声をかけてみた。
「しとぴっちゃん、その体勢辛くないの?」
「………ん?優希?全然辛くないよ。」
思いっきり寝てたのか、反応がいつもより遅かった。
「起こしちゃった?」
「まーね。でも、いいヨ。一応警護担当だし。」
「そっか。僕、向かいの家に住んでるんだ。悪い刺客が来たら、僕がしとぴっちゃんのこともツナ君のことも守るからゆっくり休んで大丈夫だよ。」
「アリガト。じゃ、おやすみ。」
しとぴっちゃんはすぐに目を瞑った。
結構眠かったんだろう。
日が出てから獄寺君がやってきて、UMAにも警護はできると息巻いてしとぴっちゃんに話しかけてたけど、しとぴっちゃんは獄寺君のことは無視していた。
しとぴっちゃんの無視する、しないの基準が正直わからないな。
その日は緊急召集があって、ギーグファミリーが返り討ちに遭ったという情報が入った。
みんなが警備頑張るぞと息巻く中、1人取り残されたツナ君は継承式なんか嫌だとゴネていた。
するとリボーン様はそれは9代目に直接言うようにと言い出した。
外を見れば随分昔に1度だけ会った9代目の守護者達が来ていた。
リボーン様に促され、僕もツナ君についていくことになった。
久々に叔父さんに会えそうで結構嬉しい。
久々に会った9代目はツナ君がマフィアになりたくないことなんかお見通しで、それでもツナ君なら今の肥大化したボンゴレをあるべき姿に戻せると信じているからもう1日だけ考え直して欲しいと言って、ツナ君を帰した。
僕は残るように言われホテルに残った。
正面に座るように促され、恐れ多くも僕はさっきまでツナ君が座ってた席に座った。
「久しぶりだね、優希ちゃん。」
「はい、お久しぶりです。」
「この1年半、バリエラにとってはとても辛い命令を出してすまない。」
「えっ……いえ、9代目がお気になさることではありません。後継者教育として必要なことだと理解しています。」
「ありがとう。ところで、優希ちゃん、無事綱吉君にボンゴレのボスの座を継承できたら警護禁止令は解く予定なんだ。」
その言葉に胸がどうしようもなく熱くなった。
でもさっきのやりとりを思い出してすぐに冷静になった。
「承知…しました。」
「おや…?あんまり嬉しそうじゃなさそうだね。」
「嬉しいのですが……その差し出がましいことを申し上げると、さっきの仰りようだと綱吉様は真面目に考えた上で継承を断ると思うんです。」
「なるほど……幼馴染の勘ってやつかな?」
僕はその言葉に頷いた。
「断られたらその時はその時。優希ちゃんにはまた辛抱を強いてしまうが時間を置いて説得を試みるとするかのう。」
9代目は明るくそう言った。
「それからバルトのことだが…」
バルトはお祖父様の名前だ。
「まだ優希ちゃんは墓参りに行けていないだろう?継承式後で構わないから1度イタリアに来ないかい?」
「綱吉様の警護が優先です。継承式後は尚更狙われるでしょうし……」
「…バルトとは仲が悪かったのかい?」
僕は首を横に振った。
「お祖父様とは仲が良いも悪いもないです。そもそも会った回数が片手で数え切れるくらいなので……。バリエラとしては尊敬していますが…それだけです。それにお祖父様は自分の墓参りより使命を優先しろと言うはずです。」
「そうか……優希ちゃんがそういう考えなら無理強いはしないよ。」
「お気遣いいただきありがとうございます。」
「颯太とは会っていくかい?」
「はい…!」
嬉しい気持ちが全面に出ていたのか、9代目どころか守護者達までプッと小さく吹き出していた。
9代目は守護者の1人に目配せし、その人は一旦部屋から出て行った。
「君達は本当の親子のように仲良いね。」
「叔父は実質僕の育て親みたいなものですから。」
ガチャリと音がして振り向くと叔父さんがいた。
「叔父さん!おかえりなさい!」
叔父さんはふわっと柔らかい笑みを浮かべて「ただいま」と返してくれた。
「「「しとぴっちゃん!しとぴっちゃん!」」」
「「「優希!優希!」」」
継承式前日の6限・体育の時間、僕としとぴっちゃんは女の子達から黄色い声援を受けて、バレーボールをしていた。
僕としとぴっちゃんのコンビがB組、C組のバレーボール部の子達でメンバーを固めたチームさえ圧倒してるからいつの間にかしとぴっちゃんコールと優希コールが鳴っていた。
A組の子達は僕らの運動神経にはついていけないといってチームに加わってくれてないので、6対2の構図になっているけど、しとぴっちゃんのパワーと僕の反射神経でどうとでもなっている。
「しとぴっちゃん!」
「ハァイ!」
トスを上げるとしとぴっちゃんは期待通りにしなやかなフォームでめちゃくちゃ強いサーブを撃ってくれた。
相手の子達は拾い切れずに場外にボールを飛ばし、審判の笛が鳴った。
「はい!そこまで!A組の勝ち!」
2人しかいない状態でA組の勝ちっていうのも変な感じだけど、こんなに気持ち良く動けたことはなくて、凄く嬉しくなってしとぴっちゃんとハイタッチした。
僕らに最初に寄ってきたのは京子ちゃんと花ちゃんだった。
「2人共凄いね〜!しとぴっちゃんも凄く運動神経良いんだね〜!」
「ホントびっくりしたわ。優希が周りに合わせて今まで手加減してたのはわかってたけど、これほどとはね。てゆーか優希に合わせられるしとぴっちゃんもヤバいわ。」
「アリガト、京子ちゃん、花ちゃん」
「いやぁ、照れるね〜」
「照れるネー」
この後他の女の子達も集まってきて色々感想を言ってくれて、バレー部の子達には2人まとめて勧誘されたけどそれは丁重に断っておいた。
最近わかってきたことがある。
多分しとぴっちゃんは、しとぴっちゃんと呼んでくれる子にしか反応しない。
きっと彼女の言葉にちゃんと耳を傾けてくれる人をふるいにかけてる。
彼女のそういうところに、壁というか闇というか………その奥に何か傷みたいなものを感じる。
理解されないことを当たり前と思っているような何かを。
それは古里君にもちょっと感じた。
「優希は明日に備えて今日も10代目の警護デショー?私も警護するから一緒に帰ろー」
帰りのHRが終わった後、しとぴっちゃんにそう誘われ、断る理由のなかった僕は快諾した。
しとぴっちゃんと僕はツナ君から少し距離を開けて彼の後をついて行った。
珍しく普通に歩きながら、しとぴっちゃんは黒い粒々が混ざっている乳白色の液体が入ったペットボトルを取り出し水分補給した。
「あ、これ飲むー?」
「何味?」
「ドラゴンフルーツ〜」
「何それ?」
「なんか味の薄いフルーツ」
なんか笑いが溢れた。
チョイスがしとぴっちゃんらしいというか、なんというか。
「味薄いんだ。いただこうかな。」
「ちゃんと新品あるヨ〜、ハイ。」
しとぴっちゃんはわざわざ新しいのをくれた。
間接キスとか気にしなさそうなタイプに見えたけど、気を遣うタイプらしい。
「ありがとう」
ちょうど喉が渇いていたので500mlのペットボトルの半分くらい飲み干した。
うーん、甘味も少ないし酸味も少ない。
本当に味薄い。
「本当味うす……」
あれ?
しとぴっちゃんが見えな……
獄寺君達は継承式の報せに喜んでいたけれど、ツナ君の覚悟が決まっていないのは明白だから僕はちょっと複雑だった。
こんな急にボスの座を譲る必要はないだろうから。
授業中チラチラと京子ちゃんを見てるツナ君を見て、きっとボンゴレのボスなんて冗談じゃない、オレは京子ちゃんと結婚できればそれでいいのに、とか思ってるんだろうなーって思って悲しくなった。
なんでツナ君が京子ちゃんが大好きって知ってて好きになっちゃったかな。
どっちにしても、僕がバリエラである以上、恋愛の自由はないんだけれど。
その日の放課後は継承式を邪魔したいペスカファミリーの襲撃があって、ツナ君はますます継承式に消極的になったようだった。
その帰り道、ツナ君が京子ちゃんに声をかけようとしてかけれなくて、しかも京子ちゃんのスカートがめくれてパンツが見えた時に鼻血を出していたのはみんなには内緒だ。
それを、僕をストーカーしているしとぴっちゃんが目撃していたことも。
翌日、ツナ君が襲われたことを知った獄寺君はボンゴレ、シモン合同での警備を提案し、シモンファミリーの回答待ちとなった。
シモンファミリーはその翌日には条件付きで承諾の返事をくれた。
その日は3年生の青葉さんが警護担当で、なぜか笹川さんと勉強対決してツナ君の部屋を破壊していた。
だいぶ意味がわからないけど、本当にあった話だ。
その翌日は野球部の水野君が担当で、ツナ君は警護されに並中に行き、実は水野君が上がり症だということがわかって、僕らは野菜のコスプレをして応援した。
とりあえず水野君が下手したら並中1の腕力を持っていることがわかった。
あの体格は伊達じゃなかった。
水野君の次はしとぴっちゃんが警護担当で夜から蜘蛛みたいにツナ君ん家の屋根にぶら下がってた。
さすがに様子が気になって、明け方に声をかけてみた。
「しとぴっちゃん、その体勢辛くないの?」
「………ん?優希?全然辛くないよ。」
思いっきり寝てたのか、反応がいつもより遅かった。
「起こしちゃった?」
「まーね。でも、いいヨ。一応警護担当だし。」
「そっか。僕、向かいの家に住んでるんだ。悪い刺客が来たら、僕がしとぴっちゃんのこともツナ君のことも守るからゆっくり休んで大丈夫だよ。」
「アリガト。じゃ、おやすみ。」
しとぴっちゃんはすぐに目を瞑った。
結構眠かったんだろう。
日が出てから獄寺君がやってきて、UMAにも警護はできると息巻いてしとぴっちゃんに話しかけてたけど、しとぴっちゃんは獄寺君のことは無視していた。
しとぴっちゃんの無視する、しないの基準が正直わからないな。
その日は緊急召集があって、ギーグファミリーが返り討ちに遭ったという情報が入った。
みんなが警備頑張るぞと息巻く中、1人取り残されたツナ君は継承式なんか嫌だとゴネていた。
するとリボーン様はそれは9代目に直接言うようにと言い出した。
外を見れば随分昔に1度だけ会った9代目の守護者達が来ていた。
リボーン様に促され、僕もツナ君についていくことになった。
久々に叔父さんに会えそうで結構嬉しい。
久々に会った9代目はツナ君がマフィアになりたくないことなんかお見通しで、それでもツナ君なら今の肥大化したボンゴレをあるべき姿に戻せると信じているからもう1日だけ考え直して欲しいと言って、ツナ君を帰した。
僕は残るように言われホテルに残った。
正面に座るように促され、恐れ多くも僕はさっきまでツナ君が座ってた席に座った。
「久しぶりだね、優希ちゃん。」
「はい、お久しぶりです。」
「この1年半、バリエラにとってはとても辛い命令を出してすまない。」
「えっ……いえ、9代目がお気になさることではありません。後継者教育として必要なことだと理解しています。」
「ありがとう。ところで、優希ちゃん、無事綱吉君にボンゴレのボスの座を継承できたら警護禁止令は解く予定なんだ。」
その言葉に胸がどうしようもなく熱くなった。
でもさっきのやりとりを思い出してすぐに冷静になった。
「承知…しました。」
「おや…?あんまり嬉しそうじゃなさそうだね。」
「嬉しいのですが……その差し出がましいことを申し上げると、さっきの仰りようだと綱吉様は真面目に考えた上で継承を断ると思うんです。」
「なるほど……幼馴染の勘ってやつかな?」
僕はその言葉に頷いた。
「断られたらその時はその時。優希ちゃんにはまた辛抱を強いてしまうが時間を置いて説得を試みるとするかのう。」
9代目は明るくそう言った。
「それからバルトのことだが…」
バルトはお祖父様の名前だ。
「まだ優希ちゃんは墓参りに行けていないだろう?継承式後で構わないから1度イタリアに来ないかい?」
「綱吉様の警護が優先です。継承式後は尚更狙われるでしょうし……」
「…バルトとは仲が悪かったのかい?」
僕は首を横に振った。
「お祖父様とは仲が良いも悪いもないです。そもそも会った回数が片手で数え切れるくらいなので……。バリエラとしては尊敬していますが…それだけです。それにお祖父様は自分の墓参りより使命を優先しろと言うはずです。」
「そうか……優希ちゃんがそういう考えなら無理強いはしないよ。」
「お気遣いいただきありがとうございます。」
「颯太とは会っていくかい?」
「はい…!」
嬉しい気持ちが全面に出ていたのか、9代目どころか守護者達までプッと小さく吹き出していた。
9代目は守護者の1人に目配せし、その人は一旦部屋から出て行った。
「君達は本当の親子のように仲良いね。」
「叔父は実質僕の育て親みたいなものですから。」
ガチャリと音がして振り向くと叔父さんがいた。
「叔父さん!おかえりなさい!」
叔父さんはふわっと柔らかい笑みを浮かべて「ただいま」と返してくれた。
× × × × × × × × × × ×
「「「しとぴっちゃん!しとぴっちゃん!」」」
「「「優希!優希!」」」
継承式前日の6限・体育の時間、僕としとぴっちゃんは女の子達から黄色い声援を受けて、バレーボールをしていた。
僕としとぴっちゃんのコンビがB組、C組のバレーボール部の子達でメンバーを固めたチームさえ圧倒してるからいつの間にかしとぴっちゃんコールと優希コールが鳴っていた。
A組の子達は僕らの運動神経にはついていけないといってチームに加わってくれてないので、6対2の構図になっているけど、しとぴっちゃんのパワーと僕の反射神経でどうとでもなっている。
「しとぴっちゃん!」
「ハァイ!」
トスを上げるとしとぴっちゃんは期待通りにしなやかなフォームでめちゃくちゃ強いサーブを撃ってくれた。
相手の子達は拾い切れずに場外にボールを飛ばし、審判の笛が鳴った。
「はい!そこまで!A組の勝ち!」
2人しかいない状態でA組の勝ちっていうのも変な感じだけど、こんなに気持ち良く動けたことはなくて、凄く嬉しくなってしとぴっちゃんとハイタッチした。
僕らに最初に寄ってきたのは京子ちゃんと花ちゃんだった。
「2人共凄いね〜!しとぴっちゃんも凄く運動神経良いんだね〜!」
「ホントびっくりしたわ。優希が周りに合わせて今まで手加減してたのはわかってたけど、これほどとはね。てゆーか優希に合わせられるしとぴっちゃんもヤバいわ。」
「アリガト、京子ちゃん、花ちゃん」
「いやぁ、照れるね〜」
「照れるネー」
この後他の女の子達も集まってきて色々感想を言ってくれて、バレー部の子達には2人まとめて勧誘されたけどそれは丁重に断っておいた。
最近わかってきたことがある。
多分しとぴっちゃんは、しとぴっちゃんと呼んでくれる子にしか反応しない。
きっと彼女の言葉にちゃんと耳を傾けてくれる人をふるいにかけてる。
彼女のそういうところに、壁というか闇というか………その奥に何か傷みたいなものを感じる。
理解されないことを当たり前と思っているような何かを。
それは古里君にもちょっと感じた。
「優希は明日に備えて今日も10代目の警護デショー?私も警護するから一緒に帰ろー」
帰りのHRが終わった後、しとぴっちゃんにそう誘われ、断る理由のなかった僕は快諾した。
しとぴっちゃんと僕はツナ君から少し距離を開けて彼の後をついて行った。
珍しく普通に歩きながら、しとぴっちゃんは黒い粒々が混ざっている乳白色の液体が入ったペットボトルを取り出し水分補給した。
「あ、これ飲むー?」
「何味?」
「ドラゴンフルーツ〜」
「何それ?」
「なんか味の薄いフルーツ」
なんか笑いが溢れた。
チョイスがしとぴっちゃんらしいというか、なんというか。
「味薄いんだ。いただこうかな。」
「ちゃんと新品あるヨ〜、ハイ。」
しとぴっちゃんはわざわざ新しいのをくれた。
間接キスとか気にしなさそうなタイプに見えたけど、気を遣うタイプらしい。
「ありがとう」
ちょうど喉が渇いていたので500mlのペットボトルの半分くらい飲み干した。
うーん、甘味も少ないし酸味も少ない。
本当に味薄い。
「本当味うす……」
あれ?
しとぴっちゃんが見えな……
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