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・・・・・・・・・??何て言った?
彼の鼻声のせいだろうか、聞こえにくさ満点の言葉はよくわからなかった。それは私だけじゃなくお向かいさんも同じなよう。「こいつ何て言ったかわかった?」困惑の表情を向けられて私は戸惑いながら首を振る。奇遇だな俺もわかんねと乾いた笑いを初めて見せた。

「いやあれだ。久々にお前の声聞いたから銀さんの耳びっくりしてちゃんと聞き取れなかったみてェだなそうに違いない。もっかい聞いていい?そしたらちゃんと処理できるかもしれねェからな。何て言った?」
「この子をここに置いて欲しい」
「・・・・・・え?」
「この子をここに置いて欲しい」
「・・・え?」
「だからさ、この子。隣にいるこの子を、銀時の家に、置いて欲しい、と、言いました」

何度か確かめるように聞き返したそれに極めて丁寧な物言いのあと溜め息とともに「わかった?」とやれやれ顔をするカナちゃんに怒りを覚えました。