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カタン、とコーヒーをテーブルに置く。



?「すみません」


「いえいえこちらこそ」


圭「おにーちゃんコーヒーってにがいの?」


?「にがいねー」



二人が会話しているのを横目に、彼のことを改めて眺めると


ピアス多いなこの人...



?「あの...圭人くん、犬にびっくりして転んだみたいで。そこへ自分が」


「ああそれで鼻血を...わざわざすみません」


?「圭人くん...しっかりしてるんですね。家の住所も自分の名前もきちんと言えたし」


「あっイエ そんな...そそっかしくて困ってます、」


?「でも 家のことを自分でやってるなんて凄いですね知念くん」


「いやぁ〜...」



.............ん!!?



?「あれ?知念くんですよね?1組の...」


「な"っ」



思わずガタンッと音を立てて椅子から立ち上がってしまった



「ちっち....知念だけど、えっ、君同じ学校...?」


?「え」



目の前にいるピアスがやたらと多い彼は



?「何言ってるんですか、同じクラスの八乙女ですよ」






は?


ちょっと待って僕の記憶の中のいつもの八乙女光と違う。


こんなにチャラチャラしてないっ



...はぁあああああ!!?




次の日_


『昼メシ行こうぜー』



ズォオォン...



山「知念...なんか顔すごいことになってるよ...?
大丈夫?」


「...なんでもない」



そう言いながら席に座って本を読む八乙女光を
じーっと見る。



山「ほ...本当...?」



本当に同一人物だったのかアレは...


今でも信じられないんだけど...


それより何より



あの格好見られた...っ



髪の毛ボサボサでスウェットの僕なんて涼介にも見られたことないのに...っ


顔を両手で覆い、ブルブルと震え出した僕を見て



山「ち、知念...?本当に大丈夫?」


中「知念どうかしたの?」



ゆーてぃまでヒョコっと現れ心配してきた。


...なんとなく話しかけづらいんだよなぁ


チラ、と八乙女光の方を見てみると


まだ読書中


うー...



山「あ、あれ?知念ー?」



急に立ち上がった僕を見て涼介とゆーてぃがワタワタしている。



「八乙女光、ちょっといい?」



やっと話しかけて二人で教室を後にした





八「え。また遊びに行っていいんですか?」


「ぼ、僕じゃないよ、圭人が!!圭人がまたお兄ちゃんと遊びたいって言うから!!」


八「本当?あ、じゃあ絵本でも買っていってあげよう」


「いいよ変な気ィ使わなくてもー」



あーよかったー...


これで圭人も喜ぶわー...



八「驚いた...」


「何が?」


八「知念くんが話しかけてきてくれたこと。昨日のこともあるしてっきり...
てっきり避けられるのかと」



そう言って自虐的に微笑んだ八乙女光。



「なんで?そんなことしないけど。」



八乙女光の言っている意味が理解できない



「そりゃあ気まずさは少しあるし驚きもしたけど...学校の時と全然違ってたし。」



違いすぎたよね、ほんと



「でも...お互い様だし...僕にとっては別に避ける理由にもならな...」



ふと八乙女光の顔を見ると


何故照れている....!!!


カァアア、と効果音がつくかのように顔を赤らめている彼。



「何照れてんのさ...」



若干後ずさった。


そしたら、あわわわって慌てて



八「や、ちょっと慣れてなくてそういうの...むずがゆいと言うか...」



そう言って



八「ありがとう。」



ふわっと微笑んだ彼。





八乙女光って結構笑うんだ...



「...普段から昨日みたいに髪上げてればいいのに。メガネも」



思ったことを言ったら


ビクっと肩を揺らして



八「うん...でもピアスの穴目立っちゃうし」


「そういえばいくつ穴あけてるの?」


八「9つかな...左右4つずつに口1つ。」




いや


随分サラっと言ったけど



「......それはあけ過ぎだと思う」


八「うん、母親にも言われた」



また笑いながらサラっと返された。



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