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ひかが家に来るようになって わかったことがある
八「漫画は好きだけど『萌えー』とまでは...フィギュア集めもしないし...」
@別にオタクという訳ではない
八「ケーキ持ってきたよー」
A家はケーキ屋らしい
八「ああ...あけた時はやっぱ痛かったなぁ...」
Bピアスは中学の時に安全ピンであけた
そして
テーブルの上に広げられたひかの解答用紙を見て
「......」
微妙...ッ
Cあまり勉強は得意ではない。
八「知念すごーい ほとんど90点台!」
「べ 別にっ」
...てか
「普通メガネで大人しい人は勉強出来るんにじゃないの?」
八「そうなの?」
圭人を膝の上に乗せながらケロっと答えたひか。
「.....」
圭「これ何?」
八「期末テストだよ。赤点だと追試なんだ」
ぱらぱらと圭人にテストを見せている
「圭人にはまだわかんないよ〜」
ちょっと馬鹿にして言うと
圭「わーかーるーもーーーんっ!!」
「じゃあこれは?хの範囲を求めよー」
圭「え えっくす...?」
「ほらね、こんなのは基本中の基本なんだから」
圭「うーっ」
むぅ、とむくれた圭人
八「ハハハ」
え
「基本中の基本が出来てない人が笑ってるんじゃないよ...」
八「えぇ!?だって赤点取らなきゃ進級出来るんだよ!?」
「知ってるよ!!」
ったく...ん?
「なんで保健体育だけ満点なの...」
八「基本が出来てるからかな...テレッ」
「やめてよその言い方いやらしい」
圭「おにいちゃん、ほけんたいいくってなにー?」
八「んー?えっとねー、」
まったく...
床においてあったスーパーのチラシを手に取る
____こうしてみると
勝手にひかに抱いてきた印象は全く違っていたのだと
改めて気付く。
ひかのこういう姿を知っている人は
多分あんまりいないと思う
八「何?スーパーのチラシ?」
「そうそう。明日卵がタイムセールで...」
ふと顔を上げると真横にあったひかの顔。
____ほんとに顔小さいよなぁ...
八「知念?」
ハッ
しまった...
思わず凝視してしまった...
コホンッ
「タイムセール、卵が安くてね、しかも一人あたりの個数制限なしでさー」
八「でもコレ16時までだよ?学校終わってからだとギリギリじゃない?」
「平気平気っ
急な委員会でもない限り、卵をもぎ取って帰ってくるから!」
_卵タイムセール当日_
キーンコーンカーンコーン...
『――委員の人はHRが終わり次第視聴覚室に集まって―...』
ズーーー...ン
顔を片手で抑えて沈む僕。
何故このタイミングで...っ
でも...っ!
iPhoneを取り出し、LI〇Eを開く。
____諦めるわけにはいかない!!!
八乙女side
「あ...知ね...」
ものすごいスピードで教室を後にした知念
それと同時に俺の携帯に通知が来た。
スライドして開けてみると
『タイムセールの卵よろしく』
...買ってこいってかーーーー!!!ビシャァアア
知念の、お願い{emj_ip_0834}テヘペロ の顔が頭に浮かぶ
『八乙女ー、班のレポートだけどさぁ...?あれ?八乙女?』
『八乙女なら今走ってったぞ』
ガタッ
下駄箱を開けて靴を取り出す
ただでさえ暑いのに走ることになるとは...
季節は夏なのに俺はワケあってブレザーを常に着ているから
暑くて死ぬかも...
ぐいっとブレザーの裾をまくって時計を確認
あと20分...
昇降口横から抜けた方が早いか...!
えーいもうここは誰も通らないだろうから脱いじゃえっ
ブレザーを脱ぎ、ネクタイを緩め、メガネを外して
あ
ラッキー!人いないっ
このままフェンスを越えッ
ガシャン、と足をかけて飛び越えたら
山「ヒッ」
____あ...いつも知念と一緒にいる人...
とん、と着地成功。
「ごめんっ、タマゴが!!」
ビュンッと彼の横を走り抜ける
山「は!?ちょっ、ええええ!!?」
山「―――...た、タマゴ...?」
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