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知「...てぃ、ゆーてぃ!」
「うぇっ!?」
知「もぉ、何回も読んだんだよっ?」
「知念...ごめんごめん。」
知「まぁいーけど...。ゆーてぃここ何ヶ月か疲れてるオーラが凄いんだけど。」
ズカズカと俺の膝に座ってきた知念。
もう23歳だろって...
可愛いからなんでも許しちゃうけど
「えぇー、そんなことないよ?」
知「んーんっ!僕に隠し事するつもり?」
「えぇ...」
知「伊野ちゃんがいる時は普段通りだけど、いなくなった瞬間顔が暗くなる。」
よく見てるなこいつ...
でも、確にそれはあるかもしれない
伊野ちゃんがいる時は常に気を張っているから。
「んー...」
知「なんかあったの、伊野ちゃんと。」
ちなみに俺と伊野ちゃんが付き合ってるのはメンバー公認。
みんなそういうのに偏見持たない人で、とても心強い
「なんもない、のがダメなのかなぁ...」
知「はぁ?」
ふぅ、とため息をついたら
知念が顔だけ振り返り、俺の顔を覗き込んできた
「ん〜っ、知念〜...」
その顔があまりにも愛くるしすぎて思わずぎゅっと抱きしめた。
まぁ知念に関しては昔からこんな感じだから
今日も何も気にせず抱きしめたんだけど、
伊「ゆ、とぉ...?」
伊野ちゃんがいつの間にか目の前に立っていて
伊「ねぇ、なんで...っ、なんでぇ...っ」
伊野ちゃんの瞳からぽろぼろと涙が零れ落ちる。
知念が慌てて、
知「ゆーてぃっ!腕離してよっ!!」
知念の腰に回していた腕を解かれ、
ものすごいスピードで俺の膝から飛び降りた知念。
知「伊野ちゃんっ?違う、違うからね、ゆーてぃと僕は何もないからね??泣かないで?」
そして知念が伊野ちゃんのことをあやそうとしてるその姿をボーッと見つめることしかできない俺。
なんで?、は俺の方だ
こんなスキンシップ当たり前だったのに
今まではどんなに俺への束縛は強くなっても
メンバーとのことに関しては何も言ってこなかったのに
そんな感情俺が抱かないこと、伊野ちゃんには分かりきってるはずなのに
気がつけば俺と知念と伊野ちゃんの周りにはメンバーがみんな集まっていて
みんな伊野ちゃんを慰めて、
俺に呆れた視線を送っている。
なんで彼女が泣いているのに慰めもせず、弁解もせず、謝りもしないのかって
____だって...
「...ねぇ伊野ちゃん、」
泣きじゃくる伊野ちゃんが顔を上げて
グシャグシャになったその顔で俺を見た。
俺はソファから立ち上がりながら、
「おれ、俺ってさ、...そんなに信用無いかなぁ?」
ずっと思っていたことを初めて口に出した
八「裕翔っ、今それ言うことじゃねーだろ!」
周りのメンバーも今度は冷たい目で俺を見てくる。
「今、ってゆーか...ここ最近ずーっと思ってたことだから...」
さらに強く泣き出してしまった伊野ちゃん
細い肩が上下して嗚咽を漏らしている
「...っごめん。」
それだけ言い残して楽屋を後にした。
幸い、撮影後で次の個人の仕事が終わるまでの暇つぶしの時間だったから
そのあと伊野ちゃんと会うタイミングは無くて。
まぁ、家に帰ったら普通に伊野ちゃんはいるんだろーけど...
帰る場所が俺のところしかない君は
どんなに気まずくてもそこにいるから
「ちゃんと、謝ろ...」
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