いまは女の子たちもいなくて、湖のほとりにふたりきりだった。勝手にブラックが着いてきただけで不本意だけどいい機会だし問い詰めようと決意する。

「3日前にも聞いたけど、気になるってどういう意味?」

整った顔、綺麗な黒髪。女の子には困ってない様子だしますます私な理由がわからない。何かのバツゲームなのでは。
この質問を3日前にもした時と同じように目の前の彼はバツが悪そうに手で綺麗な髪をぐしゃぐしゃにして、でも少し頬が染まっていた。

「そういう意味だよ!」
「わかんないよ、どういう意味」
「あーもう鈍い!鈍すぎる」

湖に向かって叫ばれても。

「だって、私とあなたほとんど喋ったことないよ。寮が同じなだけだよ」
「△△にとってはそうかもしれないけど、オレはずっと見てたよ」

ちゃっかり名前を呼んできた奴。でもそれよりその後の見てきたって言葉に引っかかる。
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