とりあえず話を聞けていなかったことについて謝罪すると、彼は微妙な顔をして肩をすくめた。え、私間違ってる?
「まあいいや!じゃあさっき言ったように花火の材料の買い出ししたいから来週のホグズミードはあけといてね!」
言うだけ言って彼はきた時と同じように走って去っていった。
あれ、いつの間にかホグズミードはジェームズと行くことになったらしい。
「これでよし、かな」
早いものでホグズミード当日。最後の仕上げに耳にイヤリングを付ける。同室の女の子たちはキャイキャイ服装やら髪型やらメイクについて相談していてなんだか私まで可愛く着飾りたくなったので、いつもよりも入念に準備した。
ただの友達なのに。
自分の中のどこからか聞こえたその声はなんだか恨めしそうで、とりあえず無視を決め込むことにした。
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