集合場所にいくと既にジェームズは到着していた。シリウスに肩を叩かれて痛そうにしている。

「ごめん、お待たせ」
「いや、その、待ってないよ」

どもったジェームズが変で、まじまじと彼を見つめる。今日はいつものくしゃくしゃの髪の毛が気持ち収まっていて、いつも制服姿なので私服は新鮮で思わずドキリとしてしまう。

「いつまでそこで突っ立ってるつもりだよ」

半目のシリウスがツッコミを入れてようやく私達は馬車に乗り込んだ。
それからは今日は何しに来たんだっけと当初の目的を忘れるくらい楽しかった。ふたりでバタービールを飲み、お互い口の上に泡がついてしまって吹き出し、その後はゾンコでお菓子を選ぶ。

結局花火の材料を選ぶ時間に使ったのは30分ほどで、それ以外は純粋にホグズミードを楽しんだ。
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