ジョージに連れられて湖にやってきた。
ここは私達のお気に入りで、よくひなたぼっこをしていたものだーーーー
「昨日は話の途中で△△が逃げちゃったからさ」
モゴモゴと言いづらそうにジョージが切り出す。
「あの最悪なお知らせに勝るお話の続きがまだあるというの?」
「違うよ、最悪なんかじゃないさ、俺とフレッドはただホグワーツを出て行くわけじゃない」
「何か素晴らしい考えをお持ちなのかしら」
私の刺のある言い方に少し気分を悪くしたようだがジョージは続ける。
「そうさ、俺たちはーー店を開こうと思ってる、悪戯専門店を」
「み、みせ?悪戯、専門店?」
どうせくだらないことだろうと鷹をくくっていたが、そのくだらないことで商売をするというのか。
「もう資金も調達済みだし準備もバッチリなんだぜ」
だからさ...と彼が言いよどむ。
「△△には楽しみにしててもらいたいんだ。初めての客になってもらいたいから」
「えっ、私が?」
「そうとも、俺の最高で最愛の△△に最初の客になってもらいたい。フレッドも了解してくれてるんだ」
ジョージは馬鹿だと思う。しかし、私も馬鹿だ。
「わかったわよ。私が驚くような店にしてくれないと承知しないわよ?」
ジョージの一言ですぐに機嫌がなおってしまうのだから。
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