「ほんとは少し思ってたんだよ。スネイプに嫌がらせした瞬間はスカッとするし、自分が正義の味方のような気さえした。けど、その後いつも飛んでくるリリーはいつも怒っててスニベルスを心配してた」
よほど、意外にも昨日のことがこたえていたのだろうか、こんなにしおらしいポッターは初めて見た。ゆるゆると彼は椅子に座る。
「でもあいつは!穢れた血なんてことをリリーに言った。許されることじゃない。あいつのことは一生許せない」
友人の彼女にそんなことを言ったのか。初めて聞く事実の残酷さに、驚いた。リリーはずっと仲の良かった友人にそんなことを言われてしまったんだ。
でも、と昨日の彼女の言葉を思い出す。
「多分、そんな酷いことを言われて、交友が無くなった今でも彼女はスネイプを大事に感じてる。その言葉は許されないけど、でも、それとこれとは別でポッターが今までスネイプにしてきたことだって許されないと思うよ」
きっとリリーと仲が何故かいい、憎むべきスリザリンで陰険そうな見た目の彼が面白くなくてちょっかいをかけだしたんだろうが、リリーからすればただ友人がいじめられているという事実が全て。ポッターの気持ちは理解出来ないだろう。
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