「まず、その髪型をどうにかしないと」
「ええ、この髪型オシャレだろ」
「いや...くしゃくしゃすぎて鳥の巣みたいだよ」
羊皮紙にポイントを書きなぐりながら頭を突き合わせて話し合う。
そう言えば、ジェームズとリリーが上手く行けば私はルーピンを紹介してもらえるんだっけ。
あれ、なんでルーピンなんだっけ?あの時はたしかにカッコイイとか優しそうとか思ってたのに今考えてみるとそれほど魅力的に感じなかった。
「マリア」
ルーピンよりも、今は目の前のこの
「マリア?三本の箒の後はどこがいいと思う?」
ぱち。メガネの奥の瞳が私の目と合う。あれ、なんでこんなに近いの。
「あ!ああハニーデュークスとかいいんじゃない、女の子は決まって甘いものが好きだし、さ」
かあっと顔の表面が熱くなったことに目の前の男は気づいただろうか。慌てて逸らした顔を恐る恐る戻すと彼の視線はまた羊皮紙に戻っていた。
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