ジェームズへの想いを自覚した私は、あれからジェームズとリリーを意図的に避け続けた。
ジェームズに関しては元々同じ寮だというだけで頭のレベルもつるむ人もまるで違っていたから距離をあけたところで不自然ではなかった。
ただ、リリーは作戦とはいえ自分から近づいて仲良くなっただけに次の日から全く話さないと言うのはおかしいので、関係性を同室の友人というくらいに留めてあまり関わらないように努めた。
幸いリリーにはいつもそばに友達がたくさんいたし、私の態度の不自然さは感じていたとは思うけれど、まわりの友達を振り切ってまで私に話しかけてこようとはしなかったから内心助かった。
ジェームズからはその後何度かふくろうで相談の手紙が来たけど勉強が忙しいとかはぐらかし続けるうちにぱったりと来なくなった。
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