その時はもう嘘をつかなくていいんだとホッとしたのが半分と、ついに役立たずだと気づいたかという悲しさ半分だったけど、
後からサラに聞いた話ではその頃にリリーとジェームズは付き合い始めたらしかった。
そりゃ、もう私は用無しよね。

淡い淡いジェームズへの想いはもう今では懐かしい思い出になっている。
けれど、あんな所で放り出して悪い事をしたな、とずっと心の隅で思っていた。
でも学生の時はやっぱり2人がくっついたことが辛くて、見ていられなかったし、声をかけることも出来なかった。

そうやってうだうだしている間に卒業して、その数年後例のあの人の手によって2人は死んでしまった。
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