「リリー。ジェームズのためにあなたに最初は近づいたの。騙すようなことをしてごめんなさい。あなたは強くて、優しい素敵な女性だよ」

いつも凛としていて、でも友達と話す時にはにっこり笑ってて。曲がったことが嫌いで正義感に溢れていた。

「ジェームズ、あなたのこと最初は暑苦しいって思ってたけどやっぱり暑苦しい人だった。」

初対面で握った手が湿っていたのを思い出す。あれはちょっと気持ち悪かった。

「けど、一緒にいて楽しくてちゃんと好きな人のためなら間違っていたことを正せる素敵な男だよ」

上から目線だと二人から言われそうで、口に出したことを少し後悔した。けれど、これだけは言っとかなくちゃいけない。
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