見惚れていると両手にクッキーを持ったエバンズが口を開く。
「そういえばキャンベル..マリアもマグル学にいたのを見かけたことがあるのだけど」

「え、ええ。私の親はどちらも魔法使いだからマグルのことを知りたくて取ってるの。り、リリーも?」

彼女から名前を呼んでくれたのでこちらも恐る恐る名前を呼ばせてもら
う。すると彼女はにっこり笑う。

「ううん、私の親はマグルなのだけど、マグルのことももっと知りたくて」
「ええ!そうだったの?入学するまで魔法のこと知らなかったのになんでそんなに成績がいいの...」

私の成績はお世辞にもいいとはいえないが悪くもない。つまり中の中だ。

「マリアは努力が嫌いだから」

口調はのんびりと、しかし中身は辛辣なことを親友が言っているのは聞こえないふりをした。
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