走って走って、その間にも途切れ途切れにだんだんと近づく犬のような鳴き声。暴れ柳の前まで来たところで足を止めたが、そこには探し求めていた人の姿はなかった。
代わりに、リーマスと同じく姿が見えなくなっていたスネイプ、そしてウィーズリーが木の根元に転がっていた。
「どうして、こんな…先生、しっかりしてください」
どこか薄汚れているスネイプを必死にゆすると、うめき声とともに彼は目を覚ました。次にウィーズリーも、と駆け寄ると、明らかに様子がおかしい。
まず脚に包帯をしている、けがをしたのだろうか。その上気を失っているわけではないのに目の焦点が合っていない。声をかけてもこちらのことがわかっていないようだった。
ウィーズリーに声をかけているうちにスネイプが起き上がる音が後ろから聞こえた。
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