この様子だとスネイプはマーリン勲章を受賞することになるのだろう。
鼻高々な彼に違和感を覚えずにはいられない。
はたから見れば素晴らしい功績だけれど、本当にポッターたちはブラックを捕まえることができると過信して出てきたのだろうか。
そして、あの時スネイプが言っていた言葉。
-そう、シリウスブラックとルーピンだ。奴らが結託してウィーズリーたちを錯乱させたのだ!-
そんなことがあるのだろうか。
かつての友人を憎むことができない自分が憎い、そういいながら泣きそうだった彼が。
私はどうしても信じられなかった。いや、信じたくなかった。大臣とスネイプの会話を聞いていたくなくて、耳をふさぎたくなる。
「僕たち、錯乱してなんかいません!」
そんな中、薄暗い静かな医務室に響き渡る声。
部屋にいる誰もがポッターとグレンジャーの言っていることは錯乱しているとしか思えないことだった。
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