別れ



確かに、親からすればホグワーツに通わせている自分の子どもが狼人間にされたらと思えば生きた心地がしないのかもしれない。 スネイプの真意はともかくとしてばらしたことも結果的に言えばリーマスが狼化してしまった時点で仕方のないことだ。
わかっていても子どものように駄々をこねたくなってしまうのは、彼のことが好きで、彼の授業も、その授業を受けている生徒たちを見るのも、全てが好きだからだ。

そんなことをぐるぐる考えながら自分の周りだけ全く進まない荷造りの手伝いをしていたところ、バタバタした足音が聞こえた後、ノック音がした。
リーマスはわかっていたかのように顔を上げる。

「先生がお辞めになったって。嘘でしょう?」

誰かに聞いて急いで来たであろうポッターも私と同じ気持ちだったようだ。
邪魔をしてはいけないのでちょっとゴミを片付けてきます、と言って廊下へ出る。
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