「君たち仲がいいんだねぇ」
感心するように私の反対の隣の席に座るフィリウスがこぼした。
顔は赤く染まっていて手に持つグラスの中身はアルコールなのだとわかる。小さい身体のせいで地面には足がついておらず、プラプラさせていてまるで子どものようだ。
「歳が近いのもあるし、学生時代は同じ寮の先輩だったので」
「歳が近いと言っても4つも離れているけどね」
ハハ、と苦笑いするリーマスにフィリウスも朗らかに笑いを返した。
「なるほどねぇ、仲がいいのはいいことだ」
フィリウスは相当酔ってきているのか聞いてきたのにそれ以上は深く掘り下げず、こんどはミネルバの方へ話しかけに行ってしまった。
新学期の日、先生たちはリーマスが教師としてホグワーツにくることに微妙な感情を持っていたが、生徒達を通じて徐々に先生たちとリーマスの距離も縮まってきたようで、良かったと思う。
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