はりつめた空気



自分の見張りの時間になり、大広間の入口の方へ向かうとそこには交代前のミネルバの姿はなく、代わりにリーマスが立っていた。

「ミア」
「ミネルバは?」
「少し前にもどったよ。私が眠れなくてね、代わりにここにいると言ったんだ」

そうでしたか、といい彼の隣に立つ。ちらりと顔を見ればパーティの時の嬉しそうな表情は見る影もなく、少し前と同じく彼は辛そうに顔を歪めていた。
声をなんとかけようか迷い、口を閉じる。私はリーマスとブラックと仲が良かったことは知らない、覚えていないはずなのだ。
何も言わないまま、言えないままいくらか時間がたった後、ぽつりぽつりとリーマスの口が動き出した。

「私は私が憎い」
「何故、です」
prev next
もくじへ