差出人不明のプレゼント



その後始まったパーティはほとんど、最高だった。
ダンブルドアが三角帽子をスネイプにかぶせようとしたことやご馳走やお酒が美味しくてたまらなかったことなどいいことをあげればキリがない。
唯一途中でやってきたトレローニーによってミネルバが少しばかり機嫌が悪くなってしまったときはひやりとしたけどなんとか乗り切った。
デザートのアイスに舌鼓を打っているとグレンジャーがこちらに、ミネルバの方へやってきた。テーブルを見渡すとポッターたちの姿はなく、彼女がひとりで来たことに気づく。

「あの、先生…」
「なんです?」

いつになく神妙な表情を浮かべたグレンジャーになんだろう、と私も耳を傾ける。

「ハリーのところに、プレゼントが届いたんです。その、差出人不明の箒が」

差出人不明の箒。
思わず私はえ、と声を漏らす。カードも何もついていなかったという。
それは、もしかしてブラックからのものでは。
私と同じことがよぎったのかミネルバも先程まで多少は緩んでいた表情がキッと引き締まった。

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