「よく言ってくれました。とにかく見に行きましょう」
「私も、行きます」
励ますようにミネルバがグレンジャーの肩をやさしく叩く。
気になったためひと目見ようと同じくついていくことを告げるとふたりは大きく頷いた。
グリフィンドール寮に入るのはそれこそ学生時代以来で、箒とは別のところで胸が高鳴った。カドガン卿に気分が悪くなるような合言葉をグレンジャーが告げると絵が前に倒れ、入口が現れる。談話室は学生時代と全く変わりがなかった。
中に入るとちょうどポッターとウィーズリーが嬉しそうにキラキラした瞳できれいな新品の箒を眺めていたところだった。
遠目から見るにただの箒のようだがどんな呪いが仕掛けられているかもわからない。ずんずん彼らのもとに向かうミネルバに気づき、慌ててあとを追いかけた。
「これが、そうなのですね」
近くで見ると柄はピカピカで、枝の部分はきれいに切りそろえられている。
素人目にも美しい箒に見えた。
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